FC2ブログ

トップ  >  感想  >  さらば愛しきアウトロー

さらば愛しきアウトロー
2019年08月12日

T0023715p.jpgロバート・レッドフォードが俳優を引退するのだという。
今年で82歳。 俳優だけでなく、製作や監督、さらにはサンダンス映画祭の主宰として、数多くのインデペンデントの才能を発掘することにも尽力してきた、根っからのオールタイム映画人。

八十過ぎていい感じにくたびれたが、それでも全然ジジイっぽくないのがレッドフォードのさすがなところ。
若い頃は相当ブイブイいわせてたはずの、精悍な顔立ちのブロンド男子だった。

彼は野球選手になりたかったようだが、よんどころない事情で大学を1年で中退。
絵描きの夢も挫折して、そこから役者の道を歩み出す。
テレビドラマや舞台のチョイ役ばかりの大部屋俳優時代がしばらく続き、映画にもチョロッと出ていたが、66年の「雨のニューオリンズ」に出たあたりからいい風が吹き始めた。
1be4c1a80aea9591227a503cb0319c96.jpg MV5BMDM2YTA1NDAtYjk3Mi00NzFlLTg2ODUtOTA4YTVjYWJhNjViXkEyXkFqcGdeQXVyNjQ2NDA2ODM@__V1_.jpg
そして69年の「明日に向かって撃て!」。
サンダンス・キッド役をやるはずだったスティーヴ・マックイーンが降板し、ポール・ニューマンの奥さんジョアン・ウッドワードのプッシュで(諸説あり)、まだ駆け出しだったレッドフォードにお鉢が回ってきたのだった。

この映画の成功によって、一躍スターダムに躍り出たレッドフォードのそれからの活躍は言うまでもない。
無題 x RedfordAllThePresidentsMen-640x480.jpg
80年の「普通の人々」で監督業に乗り出し、いきなりアカデミー賞を獲った時は、この人にこんな才能があったのかと驚かされたものだ。
 
91年にサンダンス・インスティテュートを設立した彼は、サンダンス映画祭の主宰として、低予算のインディーズ映画にスポットを当て、若手の映画人の育成に努めてきた。
映画界全体の向上を思うその姿勢にはただただ頭が下がる。
the_natural_tristar_640x600.jpg v1.jpg  
ロバート・レッドフォードが演じてきた役は不思議と「我を通す」タイプの異端児が多い気がする。
たとえば孤独な一匹狼タイプ、または図らずも孤軍奮闘する状況になる役は「華麗なるギャツビー」、「コンドル」、「ブルベイカー」、「幸福の条件」、「スパイ・ゲーム」、「オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~」などがそうだろうか。

一方、型破りではあるが志を同じくした仲間とデカイことをやろうとする映画も、「明日に向かって撃て!」、「ホット・ロック」、「スティング」、「大統領の陰謀」、「スニーカーズ」、「ラスト・キャッスル」あたりが浮かぶ。
bbf3aa91b1e7cb3a94f6d7281b292e3b--spy-games-robert-redford.jpg all-is-lost-2293617-1.jpg


もちろん常識人の役だって多いはずだが、やっぱり印象に残る役柄はハミだし者、アウトローを演じた時のレッドフォードである。
そんな彼が俳優人生の幕を下ろす。
その記念すべき引退作で、やはりロバート・レッドフォードはアウトローを演じて最期を飾る。

その役は、実在した銀行強盗フォレスト・タッカーという人物。
若き頃から銀行強盗と脱獄を繰り返すこと16回。
最後の犯罪は80歳の時だったという、筋金入りの中毒的盗人。
「NO 銀行強盗, NO LIFE」なその男はそれまで誰一人傷つけることなく、そればかりか紳士的な振る舞いを貫いてスカッとさわやかに強盗を遂行したという。
0_I181207_140122_4849710oTextTRMRMMGLPICT000170422480o.jpg
ムショから脱獄しては、また銀行強盗をして捕まってムショに戻ることの繰り返し。
それは彼がお金が欲しいからではない。 さりとて、悠々自適に庭いじりの老後を送りながら人生をまっとうしようなどとも思っていない。
泥棒のスリルと追われる緊張感がフォレスト・タッカーの「生きてる」と感じる瞬間なのだろうか。

そんな伝説のアウトローの物語に、オスカー俳優ケイシー・アフレックをはじめ、シシー・スぺイセク、トム・ウェイツ、ダニー・グローヴァーと、これまたシブいメンツが脇を固めて、ロバート・レッドフォードの花道を盛り上げる。

監督は「A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー」のデヴィッド・ロウリー。


photo_01_c.jpg 
ダラス警察の刑事ジョン・ハント(ケイシー・アフレック)は語る。

相変わらず景気は悪いし、大統領になったばかりのレーガンはイカレた奴に撃たれるし。 いつまで世の中はシケたことだらけなんだろうか。
仕事も鬼のようにクソ忙しい。 それはそれでけっこうなことかもしれないが、時折これは本当に自分がやりたかった仕事だろうかと思う時がある。
妻と子供がいて、おかげさんで家庭は円満だ。
では一体何が物足りない? それが分からない。


フォレスト・タッカーという男を知ったのは俺が40歳になったばかりの1981年の夏だった。
その日、非番だった俺は息子のタイラーと一緒に銀行へ出かけた。
銀行屋さんは待たせるのが仕事だ。 俺はヒマを持て余す。 タイラーは退屈そうだ。

「大きくなったら何をしたい? 一番好きなことをするのが大事だぞ」
俺が一丁前なことを息子に向かって語っていたその時だった。

ふくよかな体形の支店長が「たった今、当行は強盗に入られました」と言う。
なんだと・・・?


WEB_Redford_in_bank.jpg 
俺が息子とダベってるあいだ、銀行にやってきた"その男"は支店長に「口座を開きたい」と言いながら、コートの前を開いて内ポケットの銃をチラリと見せたそうだ。
支店長は冷静にカネをバッグに詰め込みながら、行員に合図し、密かに警察に知らせる緊急用のボタンを押させた。
男はカネを受け取ると、にこやかに颯爽と歩いて出て行ったという。

まったく気がつかなかった。
仕事柄、こういう場所に行くと、目が血走った野郎がいないか、変にソワソワしてる奴がいないかとか、自然と他人に注意を払ってしまう俺でさえも何の気配も感じられなかったとは不思議だ。

その後、支店長に話を聞くと「紳士的でした」と言った。
強盗をやらかして紳士も何もあったもんじゃないとは思うのだが、周囲に気取られることなく、被害者に好感を抱かせるほどの態度で犯罪をやり遂げられる手練手管が興味深かった。

防犯カメラの男の顔はかすかに笑っていた。
口ひげはどうせニセモノだろうが、この余裕ぶりの笑顔は決して作りモノではなく、今やってることを本心から楽しんでる笑みだというのは感じ取れた。

そういえば・・・・・
数日前にもアメリカン銀行にそんな銀行強盗事件があった。
事情を聞かれた窓口係は「礼儀正しい人だった」と証言した。

14677185_web1_181205-SAA-Cinemaphile-Old-Man-and-Gun.jpg 
まあ確かに、銃を出して「強盗だ!カネを出せ!」とギャーギャー叫ぶのはスマートじゃない。
それでも余裕たっぷりに相手を気遣う言葉さえ投げかけながら、ごく普通に預金を引き出しに来た客のように飄々とカネを持って行ってしまう男の人間味とはどこから来るのだろう。

俺は俄然その男のことが気になった。
絶対この手で捕まえたいとかいう正義感が出たのではなく、いや、それもあるのだが、それ以上に男が楽しそうに"仕事"をやっていることに対して嫉妬に近い憧れを抱いたのだ。
俺は彼にぜひとも会いたかった。


MV5BZTg1MzVmMzUtNDM0Yi00YzJmLWFmNzQtZTYwNWZmMjk2NTk1XkEyXkFqcGdeQXRzdGFzaWVr__V1_CR54,0,1406,791_AL_UY268_CR18,0,477,268_AL_ 
男の名が分かった。
フォレスト・シルバ・タッカー。 フロリダ生まれの74歳。
13歳の自転車泥棒から始まり、これまでに幾度となく犯罪を犯しては脱獄を繰り返し、指名手配になっている男だ。

彼は二人の仲間と共に、この2年間だけでも93件の銀行強盗を成功させていた。
毎週一回オツトメというわけか。 たいしたスタミナだと感心する一方で飽きないのかと思うが。

彼は一応銃は所持しているものの、誰一人として傷つけたことがなく、これまでの調べの通り、相手には紳士的な態度を心がけるという流儀を貫いていた。
どうやら、ただカネが欲しいだけでバカをやり続けてるのではないと俺は見ている。
楽しいのだろう。 誰もやらない生き方が楽しいのだ。

無題 -- 
フォレストたちはメディアから"黄昏ギャング"と名付けられて大々的に報じられるようになった。
捜査の担当である俺も、テレビにたびたび出ては状況を喋らにゃあならない。 めんどくさいがな。
「俺が自分で奴に手錠をかけたい」
半分リップサービス、半分は本音だ。

やっこさんも俺が喋ってるニュースなんかを観てたのだろう。
ある時、署に俺宛ての封筒が来た。 中身は一枚の100ドル紙幣だった。
紙幣には、こう書かれていた。


『TO JOHN HANT GOOD LUCK SINCERELY
  THE OVER THE HILL GANG』


“幸運を祈る”、か。
ますます気に入った。 俺は久しぶりに仕事が楽しいと感じた。


無題 xc 
かつてフォレスト・タッカーを逮捕したことがある地方署の刑事にも俺は話を聞きに行った。
「なぜ足を洗わないんだ?」と刑事が聞くと、彼は答えたのだそうだ。

「楽しいからさ」
人が人生を楽しいと感じられる事はそれぞれだってことだ。

「おまえならもっと楽に生きられるだろ?」
「楽に生きるなんてどうでもいい。 楽しく生きたいだけさ」

犯罪に明け暮れる生き方はともかくも、いくつになっても「楽しい」と思える人生がうらやましい。
俺も彼を追い続ける仕事を楽しむとしよう。 ・・・と、思ってたら俺は捜査から外されることになった。
FBI様のお通りだってことだ。
事件が有名になってきたら、しゃしゃり出てくる。
勝手にやってくれ。


366438_005.jpg 
久しぶりに妻と外でメシを食いに行った。
ちょいと飲み過ぎたらしい。
トイレに立った俺はそこで思いがけない人物と会った。

ネクタイについたシミを鏡で見てた時、あいつが入ってきた。
いや・・・話しかけられるまで一瞬ピンとこなかったのだが。

「テレビで観たことがあるな。 ああ、あの刑事さんか。 ギャングは捕まったのかい?」
「いや、まだだ」

俺を尾けてたのか? 
もう俺には捜査権がないから余裕だな。
しかし、彼の方から会いに来てくれたことに、なぜかワクワクしている俺がいる。

フォレストは俺のネクタイのシミを拭いてくれながら「キチンとしてると優秀に見えるぞ」と言って去って行った。
「フォレスト、俺は優秀だよ」
つくづく楽しい奴だ。

まもなくしてフォレストが逮捕されたと聞いた。
俺は収監されている彼に面会に行った。 あの100ドル紙幣を持って。



310125.jpg 
ジュエル(シシー・スぺイセク)は語る。

フォレスト・タッカーに会ったのは1981年のやけに暑い夏だったわね。
私は車で35号線のハイウェイを走っていたのだけど車が故障しちゃってね。
路肩に停めて車のトランクの中を覗いていたら、そこへ現れたのが彼だったの。

直してくれるのかと思ったら彼、車のことにはどうやら詳しくないのよ。
他に目的があったので彼も自分の車を停めたようね。
そのあとにパトカーが凄い勢いで横を走り去っていったけど。


photo_02_a.jpg 
ずっと耳にイヤホンを挿したままなの。
最初は刑事か探偵かと思ったけど、そうじゃないみたいね。
カタギじゃないってことはなんとなく分かったわ。
まあでも彼が何者なのかはどうでもいいの。
彼もあまり根掘り葉掘り自分のことを質問されるのが嫌そうだし。

でも彼はいつだって幸せそうな顔をしてるのよ。
あれほど人生を満喫し切っているような顔をしている70代の南部の男はそうはいないわ。
仕事自体真っ当なことをしていないかもしれないけど、彼は性根の美しい人だと確信したわ。 その見立ては間違ってなかったと断言できる。

366438_004.jpg 
本当はどんな仕事をしているのか、一度話してくれたことがあったわね。
冗談混じりで銀行強盗をやってると言い出して、それを成功させるコツまで話してくれたわ。

彼にとっては、職業の質問に関して「どうせマジメに答えてくれてない」と受け取られても、本気だと受け取られても、どっちでもよかったんでしょう。
あんなにニコニコしながら銀行強盗の心得を喋られたら私だってどう受け取っていいのやら。
まあ、どっちでもよかったのよ、私には。 あの人が何をしていようと。

お互いどこに惹かれたのかしら?
なんとなく波長が合ってたとしか言えないわね。
私は自由に楽しく生きている彼の人生のそばに寄り添ってみたいと思ったし、彼が私と会う時、それまで一生懸命羽ばたいていた鳥がフッと羽を休めるような安心感を体から醸し出すのよ。
自由に生きるってのも、時には疲れるものなのかしらね。
彼は私に止まり木のような安心感を覚えてくれたのかしら? こんなシワクチャな未亡人なんかに。

121-104748-robert-redford-the-old-man-and-the-gun-2.jpg 
すでに子供は独り立ち。
夫は牧場と3頭の馬と借金を残して亡くなったわ。
フォレストは借金を肩代わりしようと、私の取引先の銀行へ行って現金を払おうとしたらしいけど、私に内緒では銀行に断られたようね。
銀行からお金を盗ることことはできても、お金を収めることはできなかったという皮肉・・・。
でも、それがきっかけだったのかしら? 彼が何か大きなアクションを起こしたのは。

まもなくして彼は刑務所に入ることになった。
もちろん私は彼を待ち、そして帰ってきた彼を迎え入れたわ。
もう、さすがにその道に戻ることはないのかもと思っていたけれど・・・
やっぱり、あの人はそういう人なの。

the_old_man_and_the_gun_sissy_spacek.jpg 
私と静かに暮らす人生より、彼はもっと楽しく生きられる方の人生を選んだ。
彼に選ばれなかったことは寂しいけど、それが彼の幸せならば私の出る幕ではないわ。

でも、また羽ばたき続けるのに疲れた時は、いつでも羽を休めに来てね。
それまでさようなら、フォレスト・タッカー。
さようなら、私の愛しきアウトロー。



photo_02_l.jpg 
フォレスト・タッカーは語る。

映画をご覧になってくれた皆さん、ありがとう。

まず断っておくが、この私の物語は完全な実話という訳ではない。
映画の設定では私は74歳ということになっているが、実際1981年の私はまだ60代だ。
他にも細かい点では事実と異なる部分もある。

でも、そういうことは実話の映画化では珍しくないだろ?
要は楽しければいいのさ。
私がジュエルに語るセリフにこんなのがあったろ?

「嘘でも真実でも大した差はない」

時には小さな嘘が人生に歓びを与えてくれるものさ。


photo_01_a.jpg 
私の映画を観て、皆さんはどう思ったかな?
そりゃ人生は楽しく生きられるもんならそれに越したことはないだろうが、かと言って私のような生き方はお勧めできないな。
分かっているとは思うが「じゃあ、俺も銀行強盗しながら生きていこう」などとは思わないでくれよ。

私は「楽しく生きたい」とは言ったが、「楽に生きたい」とは言ってない。
日本の漢字というものは実に深いね。
「楽(たの)しく」と「楽(らく)に」とは違う。

「らくに生きる」には実現までが大変だが、そこに達したら心底から心の安寧を得られるよ。
しかし「たのしく生きる」のは今すぐにでもやろうと思えばできるが、いざやってみれば実際は疲れるものなのさ。
人はたまに羽目を外すということをやったりした時に楽しさを感じるだろ?
普段やらない事をやった時に人間は快感を覚える。 まあ、そこまででなくても、休日は少ないから楽しいものなのだという理屈は理解してもらえるはずだ。

366438_002.jpg 
でもそんな楽しいだけの人生をずーっと続けていくのは骨が折れるもんでね。
好きなことをやる時ほど人間は実は心身共にエネルギーを費やすんだ。

仕事が楽しいと感じれるんなら、そりゃけっこうだよ。 でも無給で今の仕事を続けれるかね?
「続けれる」、「仕事が趣味だ」と言えるのは真の人生のプロフェッショナルじゃない。
生活のために働くことと、そこから切り離した日常とのメリハリをつけるのが、プロの生き方だ。
私のような強盗三昧は極端だが、楽しいだけの人生は自分のためにもならない。

私の人生の何が楽しかったかと言うと、悪行を重ねながら、優しさを信じれる人の温もりに触れることができたからだ。
そりゃ最初は銃をチラつかせたら誰もが恐怖するよ。
そこは申し訳ないと思いながら、決してあなた方を傷つけることはない本心を込めて紳士であることを心がけた。

彼らがいつ銃を抜かれるかということを頭の片隅に置きながらも、一見矛盾した私の優しさを信用してくれたことは驚きでもあり喜びでもあった。
"老人の笑顔"を武器に利用しただけなら見抜かれるさ。
「今、自分は最高に楽しいんだ」という男の生きざまに、羨望に近い共鳴をもたらしたというと大げさかもしれないがね。


366438_003.jpg 
銀行で私に対応して好印象を抱いてくれた職員たちをまとめて代表したような人物こそがジュエルだ。
夫を亡くして子供もそばにいない人生に疲れている彼女だからこそ、楽しく生きている私の本質に近づくのは早かった。
私をカタギじゃないと思いながら愛してくれた彼女に、私はそろそろ違う人生を選択しようかとも思ったが、一度バカが染みつくとなかなか元には戻れないものだ。

おそらく長くは続かないだろうことは彼女も薄々分かっていたんだろう。
それでも説教を垂れることなく、べたべたする訳でもなく、そっと見守ってくれていた彼女には感謝しても仕切れない。
最終的に自分の手でジュエルを幸せにしてやれなかったことが悔いといえば悔いだ。


photo_01_d.jpg 
そういえばジョン・ハントとかいう刑事も興味深い男だった。
テレビで観る彼は、何のために働いているのかを考えがちな男の典型的な顔をしていた。
だからつい、彼を見張るような真似をしてしまったが。

だがレストランで奥方と一緒にディナーを楽しむ彼を見て、「ちゃんとやってるんだな」と安心したよ。
働いて稼いで、家族の笑顔を見れるのが「楽しい人生」さ。
奴が私の事件を追い、私のことを調べたから変わったのかというと自慢になってしまうがそれならそれで幸いだ。

私だって偉そうに説教を垂れることなどできない。
思えば多くの人に迷惑をかけた。
それで自分が楽しい思いをしたとほざいたら、ただのバカだ。
だからといってなぜこんな人生にハマったのかはうまく説明できない。
ただ、こんな生き方しかできないのさ。
結局・・・「楽しいからさ」。 これしか答えはない、それが私の人生だ。


無題 pp 
「セインツ -約束の果て-」、「A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー」。 デヴィッド・ロウリーの過去2作共にサンダンス映画祭出品作であり、いわばロバート・レッドフォードの門弟的な監督である彼もなかなかの"アウトロー"である。

本作はスーパー16フィルムで撮影されており、多少粗めの画質ながらノスタルジックなテイストを際立たせている。
そこにロウリーが意図的にブチ込んだのが、レッドフォードの過去作の多様なオマージュである。

あのシーンやあのキャラクターがという説明は省くが、「逃亡地帯」(66)、「ホット・ロック」(72)、「スティング」(73)、「出逢い」(79)などなどレッドフォードの栄光の足跡がチラリと垣間見れる仕掛けを施したデヴィッド・ロウリーの、師匠へのリスペクトがハンパないのが伝わる。

ちなみに冒頭に字幕で出る、『この映画はほとんど実話である』は、「明日に向かって撃て!」(69)の冒頭と同じの文言である。

photo_01_f.jpg         
フォレストの仕事仲間の役としてトム・ウェイツとダニー・グローヴァーが「いい味」プンプンで、彼らもまた「楽しんで」演じてるように感じた。
トム・ウェイツは歳を食って、猿っぽさが薄れたか? いや、そうでもないか。
でも、相変わらずのシブさよのぉ。

ダニー・グローヴァーはどんどん「いかりや長介」化しているような。
「リーサル・ウェポン」の5作目は結局どうなんのかね?

366438_001.jpg 
ロバート・レッドフォードが引退なんてことは、実はアッシは信用していない。 いや、信用したくないのだ。

クリント・イーストウッドだって、それらしいことを言いながら戻ってきた。
スティーヴン・ソダーバーグも、ケン・ローチも、宮崎駿も。
あっ、そうそう。 大仁田厚も。

帰ってくる。 必ずロバート・レッドフォードは帰ってくる。
なぜなら。
彼は型にハマらないアウトローだからだ。


「賢人のお言葉」
 「人生を楽しむ秘訣は普通にこだわらないこと。 普通と言われる人生を送る人間なんて、一人としていやしない。 いたらお目にかかりたいものだ」
 
アルベルト・アインシュタイン
スポンサーサイト

トイ・ストーリー4 | トップページへ戻る | 他にもこれ観ました 7月編 Part2

このページのトップに戻る

コメント

このページのトップに戻る

名前
題名
メールアドレス
WEBサイト
 
コメント
パスワード
  管理者にだけ表示を許可する

このページのトップに戻る

トラックバック

このページのトップに戻る

プロフィール

オハラハン

Author:オハラハン
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリ

ご意見・ご感想はこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター

ブロとも一覧

月別アーカイブ

08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02