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他にもこれ観ました ~Part2
2019年06月24日

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「イングランド・イズ・マイン モリッシー、はじまりの物語」

80年代にイギリスのミュージック・シーンを席巻した伝説のロックバンド「ザ・スミス」。
とはいってもイギリス国内でしか売れてなかったらしいですが。
そうかなあ? 日本でも売れてたような記憶がありますけど。 アッシが知ってるくらいですからね。

でも、ダメ。 アッシはダメ。 
一度聴いて「なんでこんなのが売れてるの?」と思ったくらいに、あのナヨナヨ、ドンヨリした感じがどうもダメ。
好きな人からすりゃ「分からん奴には一生分からん」と言われる類いの人間の一人。

だからこそ逆の意味で印象に残ってましたので、ザ・スミスのフロントマンであるスティーヴン・パトリック・モリッシーの伝記映画である本作に「一体どんな人物だったのか?」と興味が湧いたので観に行きました。

高校中退。 毎週ライブに通い、音楽雑誌に辛口レビューの投稿をしまくる日々。
バンドがやりたいのだが、ヴォーカル志望。 なぜなら楽器は一切できない。
募集したギタリストとの待ち合わせも、コミュ障が災いしてすっぽかす。
父親から「仕事を探したのか?」と突っ込まれても「自分にふさわしい仕事がない」と廚二のようなことをほざく。
その父が家を出て行ってしまって、家計のために就いた役所の簡単な仕事さえ続かない。
なんせ自分から行動を起こそうとせず、運というものが勝手にこちらに回ってくると思っているらしい。

そんな奴がよくもまあ、一世を風靡するミュージシャンに上り詰めれたもんで、世の中は分からんもんです。
紆余曲折に彩られたモリッシーの人生は、そのままザ・スミスの楽曲にも反映されてるのだなと思うと、なんだかんだで夢を持ち続けることは悪いことじゃないってことですか・・・。
でもザ・スミスの良さが分からんことには変わりない訳でして。
        


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「さよならくちびる」

「ハルです」(門脇麦) 「レオです」(小松菜奈) 「ハルレオです」
「いやあ、めっちゃ良かったよね、この映画」
「しびれるよねー」
「女性ギターデュオ「ハルレオ」の"解散ツアー"の道中を綴っていく音楽ロードムービー。 門脇麦と小松菜奈という組み合わせが最高のシナジー効果を生んでるよね」
「生んでるねー」
「二人のあいだに亀裂が走る決定的な"コレ"ってのは漠然としてるんだけど、火花バッチバチの状態でツアーを続けていく彼女たちのこれまでの軌跡とか、ツアーの終わりが近づくにつれての心の揺らぎのドラマがさ、セリフだけじゃなくて、仲が悪くてもここまでやってきた二人の阿吽の呼吸や間の取り方で語られるんだよね」
「二人の距離感で、それぞれの思ってることなどが観てる人の感覚にダイレクトで来るんだよね」
「あいみょんとさ、秦基博が提供してくれた楽曲もこの映画のエネルギーであるのは間違いないね」
「門脇麦・小松菜奈。 そこに成田凌。 やべえやべえ。 もう、どうにでもして」
「あのラストだけどさ。 分かってはいたけど個人的にはね、二人が戻ってきたところまでガッツリ見せるのはどうなのかなあ?って思うのね」
「たとえばさ。 シマが車のエンジンをかけて、ルームミラーをフッと見て 「あれ?」ってな目つきか表情をした瞬間に映画が終わるって演出も有りだったかも」
「まっ、ホッコリ気分で映画館を出れたからいいのかもね」
「ところでハルちゃん」 「なに?レオちゃん」
「麦ちゃんと菜奈ちゃん、どっちのギャラが高かったのかな?」 「聞きますか?」 「聞くよ」
「麦ちゃんは菜奈ちゃんより年上ですからね・・・」
「いやいや、菜奈ちゃんの方が芸歴は長いし・・・」
「そこは大事じゃない」 「大事だよ」
「レオちゃん」 「ハルちゃん」
「やっぱ、私たち解散だね」 「だね」
        


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「空母いぶき」

「沈黙の艦隊」、「ジパング」などの人気コミック作家、かわぐちかいじが2014年に発表して現在も連載中の「空母いぶき」が映画化。
監督は「沈まぬ太陽」、「柘榴坂の仇討の若松節朗。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12月23日。 初島付近に謎の漁船20隻が出現。
急行した海上保安庁の巡視船からの連絡が途絶え、垂水総理(佐藤浩市)は護衛艦いぶきを旗艦とする第五護衛隊群を現場に向かわせる。
途中、いぶきが敵潜水艦からのミサイル攻撃を受け、甲板に一発被弾。
さらに敵の空母艦隊が針路上に出現し、相手が新興国の「東亜連邦」だと判明する。

いぶきの戦闘指揮所では、秋津艦長(西島秀俊)と涌井群司令(藤竜也)、副長兼航海長の新波(佐々木蔵之介)とで攻撃か否かで激しいやり取りが交わされる。
しかし涌井が負傷したことで、指揮権が秋津に委譲されることになった。
「戦わなければ守れないものがある」と主張する秋津に対し、新波は「我々は戦争する力を持っている。 しかし絶対にやらない」と引き下がらない。

政府も対応に追われ、自衛隊の偵察機が東亜連邦戦闘機の対空ミサイルで爆撃されたことから、垂水首相が苦渋の決断を下す。
自衛隊創設以来初の「防衛出動下令」。

さらに敵の戦闘行為は激しさを増す。
日本は遂に戦争へと踏み出すのか、それとも専守防衛を貫き通すのか。
日本の運命は空母いぶきの男たちに託される・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
正直、娯楽として楽しむ大作映画ではないですね。 考えさせられるというより、考えなければいけないことに向き合わせられる映画です。
憲法9条や安保のことも含めて、日本の国防のことに関しては戦争が身近でない我々には明確なスタンスを持てないでいます。

有事にはアメリカが守ってくれる? 今時本気でそんなことを信じてる人などいないはず。
事が始まったら、この映画のように同盟国はギリギリまで動かないでしょう。
「日本には冷静かつ慎重な対応を求める」 はぁ?呑気なことおっしゃってくれますのぉ。 

他国が侵略してきたら、さてどうするか?ということは漫画だけの話ではなくなっている時代です。 この物語は有り得る話であり、シミュレーションのひとつとして観るには格好の教材でしょう。
観客も空母いぶきに乗艦したつもりで、熱き自衛官たちに寄り添い、彼らの言葉ひとつひとつを吟味して「自分ならこう思う・こうする」という決定づけた意思を魂の中に刻み込んで鑑賞に望むべしであります。

「世界はひとつ。 みんな友だち」を信じて何も知らない間にクリスマスを迎えたコンビニの店長のような、ささやかな幸せは何よりも尊い。
        


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「兄消える」

信州上田を舞台に、老兄弟の絆を描く人情劇。

小さな町工場を一人で細々と続けている鈴木鉄男(高橋長英)。
100歳まで生きた父親の介護に追われ、鉄男はずっと独身でいた。
ある日、父の葬儀を終えたばかりの鉄男のもとに、40年間音信不通だった兄の金之助(柳澤愼一)が帰ってくる。
娘ほど歳の離れた樹里(土屋貴子)という女性も一緒だ。
何やらワケありのようだが、「今晩からここでお世話になろうと思ってる」と金之助は勝手に居候を決め込んでしまう。

兄は今までどこで何をしていたのか。 3人のおかしな共同生活が始まり、久しぶりに家族のぬくもりを感じた鉄男の心にも変化が起き始める・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
新喜劇でこんな話ありませんでしたかな?
とっかかりは興味を惹かれるものの、観終わってみればさほど目新しい話ではありませんでしたね。
映画初監督となる文学座の西川信廣が演出をしているのですが、演劇チックなテイストがチラホラするのも気になりました。
キャストは70~80代の爺さま婆さまの占有率が高く、会話などのテンポがどうもなあ・・・・。 なかにはアフレコもありましたね。
老いることへの自虐的なネタも少なくないので、歳を取るのが嫌になってきますな。

柳澤愼一というと、「奥様は魔女」のダーリンの吹き替えの人ですね。
ジャズシンガーでもあり、これまで150本以上の映画に出演した、このレジェンドを観るだけで良しとしましょう。
        


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「長いお別れ」

初長編作となった「湯を沸かすほどの熱い愛」で高い評価を受けた中野量太監督。
最新作はオリジナル脚本のこだわりを捨て、初の原作モノに挑戦する。
「小さいおうち」で直木賞を受賞した中島京子が2015年に発表した同名小説の映画化で、認知症を患う父とのお別れまでの7年間を綴った感動作。
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70歳を迎えた昇平(山崎努)の誕生会で娘の芙美(蒼井優)と麻里(竹内結子)は母・曜子(松原智恵子)から父親の認知症を告げられる。
恋愛もうまくいかず悩む芙美と、夫の転勤先アメリカでの生活に戸惑っていた姉・麻里は共に衝撃の事実に驚くばかり。
あの厳格な父が思いもよらない出来事を次々に巻き起こし、日ごとに記憶を失っていく。
そんな父を母と娘たちは世話しながら、変わらぬ彼の愛情に触れて自分自身を見つめ直していく。
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昇平の認知症はどうやら基本的に年齢が若返っているかのようで、その彼の言動が娘や妻に忘れかけていた大事なことを思い起こさせていきます。
父が「忘れていく」中で、娘たちは「思い出す」のです。 父の愛を。 そして、人と人は必ずつながっていることを。
人生はうまくいかないことばかり。 だからこそ焦ることなくゆっくりとやればいいのだと、7年をかけた長いお別れの中で昇平はメッセージを投げかけます。
前を向くがむしゃらさだけでなく、後ろを振り返ってみる。
思い返した人生の中に、決して間違っていなかったあなたの選択がある。 自分に誇りと勇気を。

認知症の父を抱えた家族という設定のドラマでも紋切り型にならずに、ユーモアもふんだんに織り交ぜながら、家族愛の物語を瑞々しいタッチで描き切っています。
なんといっても三女優の素晴らしい仕事でしょう。
実にきめ細かなキャラクター表現です。
蒼井優や竹内結子は言わずもながらですが、松原智恵子の半世紀の芸歴も伊達ではありません。 最高のお母さんだ!
        

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「エリカ38」

故・樹木希林が、旧知の仲である浅田美代子のために企画した犯罪ドラマ。
樹木・浅田といえば浅田のデビュー作であるテレビドラマ「時間ですよ」で二人は共演して以来盟友同士。
「浅田美代子が女性詐欺師をやったらおもしろいと思うのよ」という樹木の一言で始まった最初で最後の企画作です。
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水商売をしながらネットワークビジネスを手掛ける渡部聡子(浅田美代子)は、ある日喫茶店で声をかけてきた女性・伊藤(木内みどり)の紹介で、国境を越えてビジネスを展開している平澤育男(平岳大)という男と出会う。
精力的な魅力を放つ平澤と関係を持った聡子は、平澤が手掛ける途上国支援のための資金集めを任され、水を得た魚のように持ち前のチャーミングさを最大限に利用し、言葉巧みに人々から金を集めていく。
お金さえあればみんなが私を必要とし、誰からも愛されて、母親(樹木希林)も誇りに思ってくれる・・・・
やがて平澤の裏切りを知った聡子は平澤と別れ、金持ちの男性を丸めこんで豪邸を手に入れる。
他人から巻きあげた金でホストに狂い、「私はエリカ、38歳」と偽り、タイに若い男を囲う聡子。
だがいつまでも配当金が受け取れないため出資者の怒りは募り、聡子は再びタイへ・・・・・
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実際に起こった事件をもとにしており、エンドロールのバックでは実際に被害に遭った人たちのインタビュー音声が流れます。
胡散臭いサプリメントを扱ったネットワークビジネスから始まり、怪しさ抜群の信用詐欺の手口のリアルさが生々しい。
途上国を支援するお金を出して見返りを期待するという考えが基本「おかしくない?」と思うのだけども、結局多くの人がコロッとダマされるのですから、お金というのは恐ろしい魅力を持ってるんですね。

それにしても浅田美代子の悪女っぷりたるや・・・・
劇中何度か見せる笑顔のほとんどは心の中で舌を出している顔。
「がんばりましょうね~」も「私なにも悪いことしてないじゃな~い」も同じ顔。
堪忍袋の緒が切れた出資者たちが聡子のもとに押し掛ける修羅場の凄まじさも強烈な印象を残すシーンです。

聡子は一体なにを求めてたのか? 人から愛されることか?  自分を崇めてほしかったのか?
60過ぎてても38歳などとは「よう言うたな!」ですが、人生やり直すならこの歳からという心理なのでしょうか。
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