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劇場版 マジンガーZ/INFINITY
2018年01月29日

320_20180123202633524.jpg早くも今年の邦画ベスト1が決定したと言っても過言ではない。

この時をどれほどダブラスM2のように首を長くして待っていたことか。
思えば製作決定の第一報を聞いたのが2016年11月。
マジンガーZがスクリーンに甦る!!!!
それ以来、昭和のオヤジは来る日も来る日も夢精した。

公開の一週間前あたりから、仕事中でも鼻唄が止まらん。
♪ そぉらに~そびえるぅ~、くろがねのぉしろ~ ♪

初日の、それも一番最初の上映回を予約して、いよいよという直前の2日間はアドレナリンが分泌しまくって自分でも変になっているのが分かる。
そして2018年1月13日。
ついにこの日を迎えたアドレナリンガーZは映画館の開館時刻に合わせて、いざ出撃!

シアター入場開始まで、まだ1時間半以上あるが、こんなに早く来たのは劇場オリジナルグッズをいち早く手に入れるためである。
考えることは皆一緒。
グッズ売り場はすでに、黒がねの城、いや、黒山の人だかり。
う~ん、なるほど。 思ったよりたいしたものはないな。 まあいいだろう。
Tシャツ、ステッカー2種類、USBカードリーダー、そしてもちろんパンフレットをご購入。

もちろん、まだ時間はある。 フッフッフ。 だから朝メシを抜いたのだ。
この寸暇を利用して、一旦映画館から出て近くの吉野家に直行。
牛丼大盛りと生卵で光子力エネルギーを充てんして準備万端。

映画館にリターンして、待つこと30分。
入場開始のアナウンスが流れる。 さあ行くぞ!
マジーンゴー!
これ以上ないというほどのド真ん中の座席にパイルダーオーン!

ざっと周りを見渡して驚いた。
オッサンばっかり!
後方を振り返ってキョロキョロするようなことはしてないので、真ん中より後ろの客はどうかは知らない。
だがこちらの前方の視界に入る客はみんなオッサン。 オッサンオッサンの大安売り。
いやあ、なんだか嬉しくなった。
同志たちよ、これからの95分間、子供の頃に戻って楽しもうではないか。

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今回のマジンガーZの映画の製作に関して、おそらく誰もが注目していたであろうことは、ストーリーやキャラクター、世界観を含めた方向性をどう描くのかである。
いろんな選択肢があったはずである。
同じ人物、同じストーリーをイチからリブートするか。
キャラクターはそのままでも、複雑で重いテーマや作家性を主張した新しい世界観を打ち出すのか。
はたまた、世界観を何一ついじくらない完全な続編か。

一体どんなマジンガーZが観れるのだろうか。
予告編を観ている限りでは大きな期待をしてもいいだろうとは思いつつも、一抹の不安はあった。

しかしフタを開ければ、個人的には希望通りのマジンガーZの世界がスクリーンの中に躍動していた。
みるみるうちに気持ちが小学生の頃に戻っていく。
毎週日曜夜の7時はテレビの前にマジーンゴー! 
学校の宿題などにかまけてるヒマなどない。
7時半からは「侍ジャイアンツ」でバンババーンときたあと、8時からはもちろんドリフの「8時だよ!全員集合」を観て、そのあとで銭湯に行くというのがこの時代の日曜夜のルーティーンだった。

ポピーの超合金やジャンボマシンダー・・・、テレビマガジン・・・
様々な思い出が脳裏をよぎる・・・・・と、ノスタルジーにひたってばかりはいられない。 映画の話をせねばのぉ。

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物語の時代設定はTVアニメ「グレートマジンガー」終了時の時代から10年後。
1985年ということだろうか。
どう見ても二千年代っぽいが。 まあ、そんな小さいことなど気にしてはいけない。

マジンガーZに乗って世界の危機を救った英雄、兜甲児は28歳になった。
現在は新光子力研究所の科学者である。
いくつになってもイキった髪型だけは変わらない。

変わったといえば「声」である。
ここらへんは不満を持たれる方も多いだろう。
TVはジャッキー・チェンの吹き替えでもおなじみの石丸博也だったが、この劇場版は「NARUTO-ナルト」のシカマル役でも知られる森久保祥太郎に変わっている。
「なんで石丸さんじゃないんだ」という御意見も理解できる。
兜甲児だけでなく他の主要キャラのボイスキャストも一新されたが、映像と声が血肉の通ったマッチングになっていれば、あとはもう耳慣れの問題だと思うし、個人的にはこだわってはいない。

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弓さやかも随分印象が変わった。
10年たてばそんなもんだろう。
TVの時は、いかにもなオテンバ娘風だったが、すっかり大人の女になっても気性はそのままで、自信のみなぎる強気顔はやっぱり弓さやかである。

そして弓さやかといえばカチューシャ。 カチューシャといえば弓さやか。 このスタイルを10年たっても貫いてくれているのが嬉しい。
これほどカチューシャの似合うアニメキャラは彼女をおいて他にない。
いや、「デビルマン」の牧村美樹もいるな・・・ サイボーグ003のフランソワーズもカチューシャだな・・・
・・・まあいいか。

現在は総理大臣となった父・弦之助のあとを継いで新光子力研究所の所長となっている彼女だが、恋人・兜甲児との仲はあまり進展していない。
甲児がそれほど仕事熱心なあまりにカノジョのことをかまってやれていないのである。
オナゴの気持ちにはとんと疎い。 これぞアニメ主人公のカガミ。
さやかとて男を立ててジッと待つタイプではない。 女としての幸せが欲しいのである。
でもこのままでは・・・と、さやかはこの際別れようかとも考えるほどお悩み中。
こと恋愛にかけては引くほどの昭和草食系の二人なのである。 微笑ましいのぉ。  

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二人が勤める新光子力研究所では光子力エネルギーを平和利用する研究が行われている。
“人類最後のエネルギー”とも言われる光子力は現在、全世界の電力や通信などのインフラをまかない、火力や原子力をしのいで、地球のエネルギーの半分以上を担っている。
世界中に光子力プラントが作られて、これにより、世界のエネルギー問題並びに多くの外交問題も解決したのである。

かつての光子力研究所は現在はお役御免で間もなく取り壊しの予定。
その近くにはマジンガーZやビューナスAなどが展示されたミュージアムがある。 行ってみたい!

富士山のふもとには日本だけでなくアジアの光子力を担うフジ・プラントが現在試運転中。
マジンガーZと言えば、やっぱ富士山ですわな。

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映画の滑り出しからグレートマジンガー登場! 早すぎねえ?
アメリカの光子力プラントに多数の機械獣が出現し、我らがグレートの出撃である。
大いに暴れていただきましょう。

アトミックパーンチ!
ネーブルミサーイル!
グレートタイフーン!
マジンガーブレード!
サンダーブレーク!
ブレストバーン!


のっけから凄いテンション!
気持ちの準備もできていない我々オッサン客軍団は有無を言わさすペースに引きずり込まれていく。
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♪ お~れは、なぁみだを流さないぃ ダダッダー!
 ロボットだから マシーンだからぁ ダダッダー!
 だ~けど分かるぜぇ 燃える友情
 君と一緒にぃ 悪を打っつぅ! ♪


グレートマジンガーが機械獣どもをバッタバッタとなぎ倒す。
TVの時でもこれほどの勢いで技を連打するというのはあまり見られる光景ではない。
早くも泣きそうになる。目だけでなく鼻から口からも感涙がほとばしりそうだ。


このオープニングが終わった後、皆の衆、お待ちかね。
耳掃除はもう済んでるか? 心して聴きたまえ。
我らがアニキング、水木一郎が熱唱する「マジンガーZ」の主題歌がここで流れるのだ。
キタぜぇぇぇぇぇっと!!!!!!!!  ♪───O(≧∇≦)O────♪
im anison 
空にそびえる くろがねの城
スーパーロボット マジンガーZ
無敵の力は 僕らのために
正義の心を パイルダーオォ~ン!
飛ばせ鉄拳 ロケットパンチ
今だ 出すんだ ブレストファイヤー
マジンゴー マジンゴー
マジンガーゼェェェェェット!


声に出して唄いたくてたまらんかったのはアッシだけではあるまい。
アニソン史上に燦然と輝く名曲中の名曲。
全編これ、サビといっても過言ではない圧倒感あふれるメロディが魂を鼓舞する。

そして歌詞。 シンプルにマジンガーZの魅力がストレートに伝わる神のご託宣のようなリリック。
最近のアニソンはどうだ。 いや別にかまわん。かまわんけども。 あれらをアニソンと呼べるか?
メインキャラの名詞、特徴や武器の名前、ワンフレーズで済むような世界観の説明。 これらのいずれかを歌詞に盛り込まねばアニソンにあらず。

アニソンはだいたい1番から3番まであるか、または2番のあとにサビからリフレインするパターンが王道である。
だが「マジンガーZ」の主題歌は2番でバッサリ終わる。 時間にして2分もないのである。
この削ぎ落としの美学を地で行く、うまい!はやい!のアニソンのマスターピースが、いにしえの日曜7時に流れていたという歴史は日本の誇りでもある。


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グレートに乗る剣鉄也。 相変わらずのニヒル君である。
共に戦った炎ジュンと結婚。
お腹のなかには赤ちゃんがいる。 おめでとうございます。

アホほど金は持ってるだろうに、鉄也のこだわりなのか、庶民あこがれなのか、質素なアパート暮らしという酔狂な夫婦ライフを満喫している。

さて、オープニングを華々しく飾ったグレートマジンガー。と、思いきや、意外な強敵の出現に&グレートは最大のピンチに陥ってしまうのだが、あいにくこのシークエンスはスッポリ抜けている。
シーンは描いたがバッサリ編集したのか、最初から描かなかったのかは定かでないが。

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その6ヶ月前。
フジプラントの工事中に富士山の地下から発見された超巨大遺跡「インフィニティ」。
遺跡と言ったって、見るからにマジンガーのヤリ過ぎ感満載バージョンのロボット。

全長はマジンガーZの約30倍。 すなわち540メートルほど。
ニューヨークのワンワールドトレードセンターの高さとタメ。 それはデカすぎる。
これと戦うことになったらシャレにならんのぉと思うが、もちろんその方向に話は展開しないと、なんのこっちゃであるから、誰もが予想する通りにマジンガーにとっての最大の脅威となる。

新光子力研究所がこの遺跡の調査に乗り出し、兜甲児「さながらマジンガーが乗り込むマジン」と感想を漏らすが、6か月後、その言葉は悪い意味で的中することになる。

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調査に当たっていた兜甲児の前に、インフィニティの中から現れた謎の少女リサ
もちろん人間ではなく、全身の91パーセントが生体パーツでできた人型アンドロイドである。
最初に目にした兜甲児を創造主としてインプットしたらしく、メイドカフェのように「ご主人様」と呼ばれる甲児はひっそりと萌え、さやかは分かりやすくイラつくのだった。

サクッと言ってしまえば、リサはインフィニティを起動させるためのキーの役割を担うアンドロイド。
それが兜甲児と出会ったきっかけによって、悪党に利用されなかったのが実に幸運。
劇中、さほどの活躍はしないものの、実は甲児さやかの将来にささやかな影響をもたらす意外な仲介者であることが示唆され、不意打ちの感動をもたらすのだ。
それが、甲児さやかにプロポーズする、あのドンびきフレーズにつながっている。


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さて、時間は再び戻り、アメリカの光子力プラントでグレートマジンガーと機械獣軍団が戦った時から1時間後。
グレートマジンガーが行方不明に。 一体何が起きてるのか? 剣鉄也は無事なのか?

復活したDr.ヘル、あしゅら男爵、ブロッケン伯爵。
フジ・プラントが機械獣軍団の襲撃により占領されてしまう。
Dr.ヘルの目的、「ゴラーゴンを起こす」とは何を意味するのか。
えらいこっちゃな急展開。 どうする兜甲児
どうするといっても、こうするしかないよね。
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マジーンゴー!

遂に来たぞ、この時が。
皆の衆、失禁の覚悟はできたか。
替えパンツは用意してるか。
さあ、みんなでマジンガーZを応援しよう!

なんといっても光子力研究所のプール(正確にはプールではないらしい)が、十戒のように開き、マジンガーZがギュイーンとせり上がってくるシーンだけで鳥肌が立つ。
これや、これや! これやがな!

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予告編の時から誰もが感づいていたであろうが、ジェットパイルダーの方ではなく、ホバーパイルダーの方で「パイルダーオーン!」してくれるのが嬉しい。
これも気がついた方も多いだろう、ほんのチラッと映るだけのシーンだが、ホバーパイルダーの後方隅っこにジェットパイルダーがポツンと置かれているのを。 こういうのがニクいよな。

ジェットパイルダーもいいのだが、やっぱりホバーパイルダーの方が「マジンガー感」は出るよね。(なんやねん、マジンガー感って)
両翼を半分に折りたたむ、あのホビー・テイストが男子の心をコチョコチョするのである。

さらに、ジェットスクランダーはっしーん!!!
スクランダークロォース! ♪ 大空はばたく くれないの翼ぁ~ ♪


マジンガーZのテーマ曲の迫力あるインストゥメンタルに乗ってマジンガーZが、凄い数の機械獣をほとんどノンストップに近いアクションでブッ倒していく。
そのカタルシスがハンパない。
機械獣が次々と破壊され、その爆炎の描写が凄い。 「西部警察か?」と思うほどに爆発爆発また爆発のオンパレード。

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ロケットパァーンチ!

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光子力ビィーム!

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アイアンカッタァーッ!

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ミサイルパァーンチ!

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ルストハリケェーン!

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ブレストファイヤァー!

この時、アッシは思った。
ぜひとも応援上映をお願いしたい。

近年よく見られる応援上映。
サイリウムを振りながらセリフを観客全員で絶叫したり、キャラクターに声援を送ったりする、まるでライブコンサートのような新しい映画鑑賞スタイル。
正直なところ、アッシは「ケッ!」という思いで、こういう風潮に距離を取っていた。
だが今回、マジンガーZの映画を観て、アッシは考えを改めた。
今では解る。 そうですね。いいですね、応援上映。

この映画でもそれをやってほしい。
大声を張り上げて、水木一郎アニキングと歌を合唱したい。
人目もはばからず、全力で「ロケットパァーンチ!」っと絶叫したい。
武器を出す時に、いちいち名前を叫ぶ兜甲児のテンションとシンクロしたい!・・・と思ったら、すでに東京の方では応援上映が実施されたという。

うらやましいぜぇぇぇぇぇっと!
大阪わい!?  ねえねえ大阪は!?
求む!応援上映。 東映様。 東映閣下。 東映陛下。 東映大統領。 アイラブ東映大明神。 何とぞよろしくお願いします。

やっぱり超カッコいい。  マジンガーZサイコーだ!
ロボットアニメの原点、伝説、神・・・ これを世に出した永井豪大先生にはただただ感謝の言葉のみ。

他キャラにも触れておこう。
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ボス。 ちゃんとした普通の名前の設定はあるにはあるが、それは別によろしい。 ボスはボス。
今でもそのTシャツ・・・ 変わらない所はいつまでも変わらないというのは嬉しいものだ。
 
なんとラーメン屋をやってます。
【富士元中華そば ぼすらーめん】 コーヒーの味がしそうだが。
ヌケとムチャも健在。 離れませんな、この3人組は。

みさとの登場にはビックリ。 そのキャラまで出す?
兜家の家政婦さんながら、身体能力が「そんなアホな」というほど高かった女性も今や一児の母。

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TVでボスボロットが登場した時には、正直ボスがうらやましかった。
彼でも操縦できるロボットをガラクタだけで作った、三博士たちの凄さにも驚嘆したが、完全無欠の正義の心を持ったヒーローでもない、一介の庶民の不良学生がロボットに乗って活躍していることに、我々一視聴者の少年は親近感とも憧れともつかぬうらやましさを感じたのだ。

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復活したDr.ヘルの目的は一次元ハイになっている。
世界を征服するなんてのは、もはや興味なし。
インフィニティの力を使って、世界そのものを宇宙レベルから作り変えてしまおうという、「オッサン、とうとうイカれたか」みたいなことを言う。
「この世は存在に値しない。 新しい世界こそ我々にふさわしい」
そう、これこそが「ゴラーゴン」。

スケールのでかさについて行きづらいが、兜甲児と対峙した時には、けっこう理に叶ったことを言うのである。
マジンガーに乗って戦っている時のイキイキした兜甲児「かりそめの平和はどうだった?退屈だったろ?おまえはこちら側の人間だ」と言う。
「平和は手元にないからいいんだ」

そしてこうも言う。
「人類の最大の弱点は“多様性”だ」と。
確かに、これは耳の痛い話である。
世界中のみんなが一つになろう、一緒に歩んでいこうと我々は気安く言うが、いざとなったら私利を優先してまとまらないのが世界の真の顔である。

北朝鮮がDr.ヘルであるならば、日本もアメリカも韓国もロシアも中国も、なぜ大国同士がこうも噛み合わない?
「多様性を処理できないのだ」ヘル爺さんは言う。
まあな。 でもな、存在に値しない世界でもないぞ。 インフィニティの中にいたリサまでもそう言ってるのだ。
希望はあるさ。 「平和の祈りをパイルダーオン!」した我々人類一人一人にささやかでも強靭な愛と勇気がある。

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あしゅら男爵のヴィジュアルは色んなパロディにも使われたようにインパクトが強烈。
古代ミケーレの遺跡から発掘された夫婦のミイラを合体手術して造ったという設定らしいが、この無茶苦茶さが永井豪の世界観の面白さ。
妖怪人間ベラと星一徹のように見えるが。

ブロッケン伯爵は好きなキャラである。
首が離れている、このパンチのきき方がかえってオモチャにされるという悲しい扱いが増えていくところが哀愁たっぷり。

この二人が出てきたからには、ゴーゴン大公まで出せとは言わないが、もうひと越えしてピグマン子爵までなんとかならんかったか。 あれも好きなんだけどなあ。
3人出したら、さすがにはしゃぎ過ぎか。 そうだろうな。

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ビューナスAですねえ。
クイーンスター、イーン!
♪ ゴーゴーゴー ビューナスエース ♪ 歌も良かったなあ。
炎ジュンが乗れば言うことナシだったが、臨月のためにお腹がつかえて乗れない。 お腹の中の子供が引きとめてるのねというジュンに、我々オッサンまで妊婦になったかのような感動を覚える。

アフロダイA、ダイアナンAから受け継ぐ「おっぱいミサイル」。
バストミサイルとかブレストミサイルとか、もう少し言い方があろうかと思うが、「おっぱいがミサイルになってます」というアホ設定なのだから、名称までこの期に及んで遠慮はしないところが、子供心に妙な感心を覚えた記憶がある。
ありがとう、豪先生。 おっぱい大好き。

さやかが戦闘服っぽいコスチュームに着替えたので、「おっ、アフロダイAも登場か?」と思わせたが、「着替えただけかーい!」

その他、兜シロー、統合軍司令官(声は石丸さん)、弓弦之助、のっそり博士、せわし博士、マジンガールズなど、あれこれ語りたいキャラもまだまだいるが、この辺で勘弁しといてやろうかのお。

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捕らえたグレートマジンガーを動力源として、ゴラーゴンを起こすべく発動するインフィニティ。
世界が今、消滅の危機を迎えようとしている。
兜シロー、ボスボロットらの協力でグレートマジンガーを救出したマジンガーZは、戦闘機械獣「地獄大元帥」に乗り込んだDr.ヘルと最後の決戦に臨む。

Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z

さて、今回の映画であるがアッシ的には大満足である。
おそらくドーパミンが変な分泌の仕方をしていたかもしれない。
多分、ずーっとニヤニヤしながら観ていたはずだ。
95分なんて早すぎる。
星5つ? アホ抜かせ。 星1兆個だぜぇぇぇぇぇっと!!!
 
まあ、落ち着け。
実際のところ、たくさんの人の様々な評価は聞こえてくる。
それもマジンガー世代の人たちの声である。
もちろん、色んな意見があっていいと思うし、人それぞれの理想の丈があって、それに見合うか見合わないかで評価は当然千差万別になる。

どの作品でもそうだが、既存の原典があり、それを再び新たなマスメディアに展開していくのに、どんなやり方が正解というのは存在しない。
この「マジンガーZ」においてもその客層は、原典を愛する世代をベースにしたユーザーがほとんどと言っていい。
それらの人たちもオリジナルの愛し方からそれぞれなのだ。 「マジンガーZ」をどのように愛してきたかという思い入れの目線や感覚はみんな違っていて当たり前。
そりゃね、「サイコーだ!」と言う人もいれば「なんじゃこりゃ?」と言う人もいらっしゃるだろう。
誰の評価が正解というのも、もちろん存在しない。

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マジンガーZをはじめ、機械獣も含めてメカニカルなところは全て3DCGで描き、キャラクターは2Dの作画というハイブリッドの手法を選択したのは吉と出たと言っていい。
映画ではまさに効果的。 2Dの人物のシーンからCGのロボット・アクションのシーンに移る時のメリハリが増し、映画ならではの迫力が十二分に発揮されている。

Zとグレートのデザインがハニカム構造というか、ツギハギのフォーマットにした点は違和感を覚えた人も少なくないのは致し方ない。
これはかなり冒険したなと思ったが、これも人間のように動くマジンガーのアクションにボリュームと生々しさを出すという点で3DCGがかなり効いている。
カッコ悪いか? いいと思うけどなあ。

機械獣も出すだけ出してしまえと、大挙わいて出てくるシーンも楽しいことこの上ない。
我々オッサンどもの記憶は今やもうペラッペラになってるが、機械獣軍団の中に「あっ、アレ覚えてる」というのを見つける面白さはあった。
ガラダK7やダブラスM2は定番なので分かり易く出てくるが、サタングロースP10が後ろ姿とはいえチラッと見えた時はちょっと笑いそうになったぞ。

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今回、個人的に嬉しかったのは、時代ズレといか昭和風のドラマや性格描写がそのままちゃんと移行されていたことだ。
世代ではない、今の若い人が観たら引きまくるだろうなあと思う。
アッシだって、こっぱずかしいのである。
現実の大人でも、80年代のトレンディ・ドラマでもあんな会話はしない。
最後に誰か一人を中心にして、みんなが囲んでホノボノと盛り上がるシーンなど、「これぞ昭和」である。

しかもだ。
恋バナになると、大の大人がほっぺをホンノリと赤く染めるなんて、今時のヒーローアニメには有り得ないだろう。 「くまモンかオマエは」と突っこみたくなる御仁もいて不思議でない。

だが、これぞ「マジンガーZ」なのだ。
甲児さやかの、もどかしい関係はいつまでもそのままだ。
戦ってなければ、今にもお花畑で手を取り合って「アハハハハ」とはしゃぎそうなノリが昔と変わっていないところが嬉しかった。

世代であるにも関わらず、この「昭和」についていけないという人は非常に残念だ。 これも受け入れてほしい。
全体的にはシリアスであるが、妙にズレたコメディ風な描写のアンバランスなところも「マジンガーZ」の魅力の一つである。

甲児のセリフでも「負けてたまるかぁーっ!」とか「お返しだぁーっ!」なんてのも今じゃ考えられない青臭いレトロなフレーズ。
これらをひっくるめての古臭さに抵抗を覚えた人の中には残念ながら少年の心はもう残っていない。 悲しいことだ。

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あとは、展開などにご都合的というか少々強引な演出があるのも「マジンガーZ」のいわゆるオハコのようなものだ。
TVなどでも多々見られたが、当時の子供は「まあ、そんなもんだろう」と寛大な気持ちで観ていたのだ。

この映画でもそのエッセンスはおそらくワザと十分に盛り込んである。
リアリティとか科学的考証とかをあげつらうことなど論外。 問答無用だ。
帳尻合わせ、力技、なんでもありな急展開などなど、それこそが「マジンガーZ」じゃなかったんですかい?
都合よく運ぶのが昭和のヒーローなのさ。

細かい所を気にしだしたらそれこそツッコミどころは多々ある。
唐突感、無理やり感、大いにけっこう。

最後の方なんかは手を叩いて喜びたかったぞ。
あれって「ドラゴンボール」の元気玉だよね。 「オラに元気をわけてくれ」
でもって、巨大化!
「なんで? どういう理屈?」←やかましい! そうせにゃ勝たれへんからやんけ!

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映画の感動とは、愛情や友情、喜びと悲しみなどの、人間の心に訴える要素を物語の中に組み込んで生まれる。
その要素の一つとして近年顕著に活かされるのが「ノスタルジー」である。

「なつかしい」
この感情を呼び起こさせるのも、感動できる映画なのだろうと思わされたのは、やはり「スター・ウォーズ」の新シリーズの影響が強い。
なんだかんだで、あれは未だに70年代を体感している人が観てこそ面白いものだ。
40年前を知らぬ人には伝わらないのだろうかと、ネット上の意見を見てて痛感する。
やっぱり、「スター・ウォーズ」は観る人を選ぶのだと思うと、この「マジンガーZ」は何よりも「なつかしい」という感情こそが第一の感動ポイントであると感じる。

強引な物語や臭い恋愛シークエンス、無理からな展開など、駄作の烙印を押されても止むを得ない要素のてんこ盛りなのに、子供の頃に一気に引き戻されるノスタルジーの大波に呑まれて、「これぞマジンガーだ!」と肯定できてしまうのだ。
できない人もいるだろうが、ノスタルジーはもう波長としか言いようがないから、この映画が面白いか面白くないかはもはや「縁」の問題である。

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今でもYouTubeなどでは昔の「マジンガーZ」のTV映像のワンシーンなどがあがっているが、よくもまあチャチでペラッペラなディテールのアニメにあれほど熱中していたなと思う。
だが、あの時代にテレビにかじりつきながら観ていた「マジンガーZ」は、まぎれもなく名作だった。

それ以前にあった「鉄人28号」や「アストロガンガー」よりも、申し訳ないがクオリティは何百倍と勝る本格的なロボット・アニメ。
それはもうバイブルと言っていい。
変身するばかりがヒーローではない。 ロボットに乗って云わば同体化し、それを操縦して悪と戦う生身の人間・兜甲児
その不屈の正義が我々に多くのことを教えてくれた。

人間が知恵を絞って築き上げたテクノロジー。
確かにそれは「神にも悪魔にもなる」。
人間の心は神とは限らないが、少なくとも「マジンガーZ」の影響で「正義の心をパイルダーオーン!」された我々はよ~く知っている。
武器が戦うのではない。 人間が戦うのだ。

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兜甲児はいつも真っ直ぐだった。
どんな敵にも恐れることなく勇気を持って立ち向かっていった。
あの生まれながらのヒーロー精神は誰にも真似はできない。
武器を信奉するあまりに人が武器に支配されてはいけない。
人が武器に命を吹き込む姿を描いた「マジンガーZ」に我々は崇高なる勇気を見たのだ。

マジンガーZは確かにまぎれもなく武器である。
だが、離れた所からボタン一つで動くような、ヘタレ小僧が物陰から小石を投げるレベルの道具ではない。
人と機械が一緒になって命運を共にする、勇気を試される象徴の御神体なのだ。
♪ 人の頭脳くわえた時に マジンガーZ マジンガーZ
 おまえこそ 未来もたらす ♪


勇気をありがとう、マジンガーZ。
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「賢人のお言葉」
 
「人生は石材である。 これで神を彫刻しようが悪魔を彫刻しようが各人の心のままである」
 エドマンド・スペンサー
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