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ワンダーウーマン
2017年09月16日

T0021386p.jpg先日のフロイド・メイウェザーJr.とコナー・マクレガーの世紀の一戦。
だいたいの予想通りだったわな。
ラウンドが長引いたらマクレガーに勝機なし。
5ラウンドくらいからガス欠になったマクレガーをメイウェザーが適当に遊んでやりながらジワジワと料理していく。
ここらへんはさすがの百戦錬磨だね。
で、10R・TKO。 レフェリーちょっと早いかとも思ったけど、マクレガーも全然両腕が上がらんかったしね。


そんな世紀の一戦が行われた同じ日。
南の島のワイハーでアツアツの結婚式を挙げたのがUFCのロンダ・ラウジーである。
いいカレシがいるらしいとは聞いていたが、遂にロンダ嬢も人のヨメハンになってしまった。
いや、喜ばしいことではあるが。
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一昨年遂に初の敗北を喫し、一年休養して臨んだ復帰戦もアマンダ・ヌネスに完敗。
ほとんど何もできずに棒立ちのままTKOをくらってしまった不甲斐ない負け方は正直もう彼女の時代は終わったかのような寂しさを覚える。
やっぱり、恋の影響なのかねえ・・・・ こういう考え方は古いんだろうけど。

それでは今、世界最強の女は誰だろうか?
イェンジェイチックか、ギャビ・ガルシアか。 他にももっと凄い女がいるのだろうか。

[この先からフィクション]
よし、決めた。 世界最強の女を探し求める旅に出よう。
私はそのスジ、あのスジ、このスジ、裏スジを駆使して、有力な情報をつかんだ。
どうやら地中海の西方に広がるバレアレス海に肉食女子がウジャウジャ暮らすという島が存在するという。
女がウジャウジャ・・・・
これは行くしかない。 迷わず行けよ行けば分かるさと男の本能が唸り声を上げていた。

スペインへ飛び、バルセロナの港からそこら辺にあったボロっちいボートをかっぱらった私は沖に出た。
しばらくすると、霧が立ち込めてきた。
霧の摩周湖、布施明。 霧にむせぶ夜、黒木憲。 あと霧と言えば・・・と呑気なことを言ってる場合ではなかった。
いつの間にやらボートに穴がポッカリ。 アッとも言わないうちにボートはたちまち船上浸水。
カナヅチの私はボートを捨てて必死のステテコで泳いだ。
力尽きて、もはや海の藻屑と化すのも時間の問題と思われた時・・・・
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ここは一体・・・
なんと気がつけばJTBのコマーシャルに出てきそうな絶景の海岸が広がっていた。
サザンの歌を一曲吟じたくなる気分だ。 いや、そんなことよりも。
私の上にマウントポジションを取った美女が一人。
そこから顔面にしこたまパウンドを叩き込まれるのか、それともズボンを脱がされてサービスをしてくれるのか、天国と地獄の分かれ道だった。
すると美女が私に聞いてきた。
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「あなた・・・男?」

これはボケを振られてるのだろうか。
気のきいたツッコミを入れるにはもうひとボケほしいところだが。
ならばボケをかぶせてみようか。
「ええ、そうですの。 男ですのよ、オホホホ」
・・・スベッた。
美女の反応はイマイチ。 というよりも初めて男を見たようなマジ・リアクションである。

「私の名はオハラハン。 お嬢さん、ここはどこですか?」
「ここはセミッシラ島。 全能の神ゼウスが作った平和の楽園よ」
「お嬢さんは男を見たことがないようですが、まさかここが伝説の、女ウジャウジャの島なのでは?」
「おっしゃる通り。 ここには女性しか暮らしておりませんのよ。 私、男を初めて見ましたわ」
ビンゴ。 ここにきっといるはずだ。 地上最強の女性が。
「お嬢さんのお名前を伺っていませんでしたな」
「申し遅れました。 私の名はプリンセス・ダイアナ」
「プリンセス・ダイアナ?」

diana in cambridge lovers knot tiara 
「これですか?」
「ちがいますわ。 そちらはプリンセス・ダイアナ。 私の方はプリンセス・ダイアナ」
変なクスリでもやってるのか、この女。 まあいいだろう、話を合わせておくことにしよう。

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「おおっ! 女版「暴れん坊将軍」!」
「ご紹介しますわ。 私の叔母のアンティオペです」
「イワシの塩漬けですか」
「それはアンチョビですね。 叔母に聞こえたら殺されますわよ」
「ダイアナ。そちらのキモメンはどなたですか?」
「ずいぶんな言われようだな」
「こちらはオハラハンさん。 船の事故でこの島に辿り着かれたのだとか」
「男はオオカミなのよ。気をつけなさい」
「ピンクレディーの歌だな」
「叔母様。 この人は大丈夫だと思いますわ」
「甘いわよダイアナ。 ご覧なさい、その男の目つきを。 われわれの胸元や太ももの辺りばかり見てるじゃありませんか」
「ばれたか」
「我々誇り高きアマゾン族をエロい目で見ては困るわね」
「アマゾン?」

無題 amazon 
「これですか?」
「それは石ノ森プロ所属の者。 我々とは一切関係ないわ」
「ではネット通販業者ですか?と聞くのもあまりにベタだしなあ」
「さっきからどうも怪しいわね、この男。 ちょっくらツラ貸していただきましょうか。 場合によっては埋めるか沈めるかのどちらかね」
「アウトレイジっぽくなってきたぞ」


そして私は大きな建物の広間に連れてこられた。
やがて、いかにも偉い人っぽいオーラがプンプンのレディーが姿を現した。

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「ようこそセミッシラへ。 私はアマゾン族の女王ヒッポリタと申します」
「ヒッポリタ?」
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「これですか?」
「それはヒッポリト星人です。 私はウルトラ5兄弟と戦ったことなどありませんよ」
「そいつは残念」

「いきなり失礼千万な男ね。 手荒なマネはしたくありませんが仕方がないですね」
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「あらら。 あいにく私は縛りプレイの趣味はないんですがねえ」
「そのロープはヘスティアの縄と言うのです。 これで縛られると嘘がつけなくなって、聞かれることにはすべて真実を話すのです」
「私のアソコは標準以下です」
「そんなことは聞いていませんよ」
「すいません」
「この島へは何をしに来たのです?」
「この地球上で現在最も強い女性を探しております」
「なるほど。 確かに我がアマゾン族の戦士は皆、強い者ばかりですが探してどうしようというのです?」
「ぜひともUFCに参戦を。 なんでしたらRIZINでもいいのですが」
「言ってる意味がわかりませんね。 多分、格闘技団体のことを言ってるのでしょうが、あなた、今は西暦1918年だということをご存じかしら?」
「そんなアホな」

「アホはあなたですよ。 どうやらこの島に来た時にタイムスリップしたのでしょう。 ご愁傷様」

なんということだ。 これでは何の意味もないではないか。
しかも時代は第一次世界大戦真っ只中。
あ~帰りたい。 帰れないのならせめてアマゾン族のオネエサマたちとあんなことやこんなことをしたい。

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プリンセス・ダイアナは島を出て、外の世界で続いている戦争を終わらせたいのだという。

「また、大それたことを言いますねえ。 あなた一人でそんなことができるんですか?」
「ご存知ですか。 人間が戦争をするのは軍神アレスの仕業だということを」
「アレス? 『冬の稲妻』とか『チャンピオン』とかの?」
「それはアリスです。私が言っているのはオリュンポス十二神の一人のアレスです」
「あ~、ギリシャ神話に出てくる神様か」
「ちょっとあなた、アレスを見たことがあるのですか? どこにいるのです?教えなさい」
「いやいや。 あれは架空の話ですから」
「何を言っているのです。 アレスは本当にいるのですよ。 アレスが人類をそそのかしているから戦争が終わらないのです。 アレスを倒せば人々は目を覚まして戦争をやめるでしょう」
また、イタいことを言い出したぞ、この女。
「ハッハッハ。 プリンセス、どんな教育を受けたかは存じませんが、人類が戦争をする理由に神様は関係ありませんよ。 みんな自分の意思で戦争をやってるんですよ」
「ホホホホ。 あなたこそバカなことを言ってるとお里が知れるわよ。 アレスが人間の意志を操っているのです。 そうでなきゃ、誰が好んで自らの意思で戦争なんてバカげたことをするもんですか。 人類はそんなアホじゃないわ」
「プリンセス。 残念ながら人類はあなたが思うよりアホなんですよ」
「もういいわ。 あなたと喋ってたらそれこそアホがうつるわ。 母上に頼んで私は人間界に行かせてもらい、アレスを倒してみせるわ。 これはアマゾン族の使命でもあるのよ」
「プリンセスのお好きなように」


無題 zeus
なんでも全能の神ゼウスは自分に似せて人間という生命体を作りだしたという。
ゼウスの息子アレスは気に食わなかった。 「息子の俺に何か不満でもあるんけ?」
第一、「自分の姿に似せて」って発想がサブくね?と、もとより嫉妬深いアレスは、ゼウスがせっかく作った人間を勝手にカスタマイズした。
人間の心に闘争心や妬みといった気持ちを植え付けてしまったのである。
やがて神々との間で激しい争いが起こり、ゼウスの怒りをかったアレスはフルボッコにされて姿を消す。
死んだと思われていたが、実は密かに人間界に潜り込んで人間を堕落させているという。

そして今、第一次世界大戦を戦っているドイツ軍の将校、ルーデンドルフ総監を軍神アレスが操っているのでなんとかせねばならないというのがプリンセス・ダイアナ嬢の意見である。
おめでたい王女様だ。
なんでも神様のせいにできりゃ、それこそ人間はもっと堕落するし、とっくの昔に滅亡してるわいな。
まあ、どうしてもってんなら邪魔はしない。

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ヒッポリタ女王は娘に言った。
「人間の世界はあなたに値しない」
その通りだ。 救いの手を差し伸べる価値などない。
神の手にさえ余るほど、人間は自ら腐ったのだ。
神を頼るのは都合のいい時だけ。

それでもダイアナ嬢は言う。
「この島で何になれと? 誰も守らないのなら私が守る」
かくして、最終的に女王から快く送り出されたプリンセス・ダイアナは人間の世界へと旅立った。
もちろん私もついでに御供することになった。 というよりも、ついでに追い出されたのだが。

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長い船旅の末にやってきた、ここはロンドン。
ダイアナにとって人生初の人間界。

「天気悪いわねえ。 ゼウスがご機嫌ナナメなのかしら」
「関係ないと思いますがねえ」
「あら、あなた知らないの? ゼウスは天候を司る神でもあるのよ」
「単なる低気圧ですよ」
「あなたって人は本当に神をないがしろにするわね。 そのうち天罰がくだるわよ」
「それよりですね、プリンセス。 人間の世界に来たら来たで、できるだけ人間のフリをしていただきたいのですよ。 たとえば名前を考えないと」
「苦しゅうない。 そのままプリンセスと呼びたもれ」
「それがいかんっちゅうの。 特にこのイギリスで“プリンセス”などと軽々しく名乗ってはいけません」
「めんどくさいわねえ」
「こうしましょう。 ちょこっとイジってダイアナ・プリンス」
「プリンスはおかしくないかしら。 いくら苗字でも」

「まあまあ。気にしない気にしない」

こうして人間界に降臨したダイアナ・プリンス
神様かぶれの天然お姫様とナメていたが、次々と見せつけられるスペシャルな力に、私はアマゾネスの凄さを知ることになるのだ。


【やりすぎちゃうか、Amazonの姫】
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★ 「やりすぎな語学力」
なんと数百種もの言語をペラペラに話せる。
頭に翻訳アプリでもインストールされているかのようなマルチリンガルのキャパを持っているが、外の世界に出る機会ができたからいいようなものの、そうでなければまったく不必要な能力ということになるが・・・・

★ 「性知識の学習をやりすぎ」
男を知らないところで育ったとはいえ、まったくのネンネちゃんではない。
アマゾン族では異性とのあれやこれやについては本を読んで学ぶ。
その本とは『肉体的快楽論』。 それも全12巻。
それってつまり・・・エロ本ではないのか!
ダイアナは12巻全部を読破したとドヤ顔で言っていた。 よって「アレ」の知識はバッチリ。

★「やりすぎるブレスレット」
両腕に装着した腕輪は、クロスさせれば雷パワーを放射するだけでなく、銃弾を跳ね返す強度を誇る。
いや、それよりも彼女自身の銃弾の速さへの対応力が凄いのだが。
銃から発射される弾丸など、ピッチングマシンから放たれるボール程度の速さにしか見えないのだろう。

★ 「ギャップまでやりすぎ」
知らない場所に来たら当然、無知識によるズレを経験するのも無理もない。
「時計を知らない」・・・時間を気にする概念さえもない。
「回転ドアが苦手」・・・一般人でもたまにいらっしゃるが、銃弾に対応できるダイアナが回転ドアに四苦八苦する姿は微笑ましい。
「赤ちゃん」・・・初めて見た赤ちゃんでも、そこはさすがに女性らしく、目尻が下がって「まあかわいい!」とテンションが爆アゲになる。
「アイスクリーム」・・・初めて食べたアイスクリームに超感動。
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「なにこれ~! 超ヤバ~い! マジうめ~!」
「気に入ったようですな」
「これ、なんの肉?」
「肉じゃないですね」
「わかったわ。お野菜ね」
「野菜でもないよ」
「ええっ! じゃあ、なにでできてんの?」
「牛乳とか卵とか砂糖とかいろいろ混ぜて冷やしたんですよ」
「こんなの作って食ってんだ。 人間ヤバくね?」

「キャラが壊れかけてきたな。 アイスクリーム恐るべし」

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「さてと。 アイスクリームの食レポをするためにここまで来たんじゃないわ。 さあ仕事仕事」
「何回も言いますけど、仮にアレスがいたとしても、戦争の原因とは関係ないですよ」
「だまらっしゃい。 やると言ったらやるの。 私にはね、神をも殺せる武器、ゴッドキラーがあるのよ」
「そのまんまの名前ですな」
「いちいちカンにさわるわね。 邪魔をするんだったら消えてちょうだい」
「いや、お供しましょう。 本当にそれでこの世から戦争がなくなるのなら、それはそれで歴史的なこと。 この目で見届けよう」
「そうこなくっちゃね。 では行くわよ。 ワンダーウーマン参上!」


そしてダイアナは知るのだった。 戦争が人間の本能であることを。


そうなんだよダイアナ。 この世界はね、初めて出会った人同士が自然に友達になったりすることもあれば、その逆に考え方の違いで憎み合ったり争ったりすることは普通のことなんだよ。
人間はね、自分というものを知る時、どうしても他者と比較する。
そこで自分に足りない物や不満に思うことがあれば、それを解消するために様々な努力をする。
お金持ちになりたいとか、美しくなりたいとか、スポーツがうまくなりたいとか。
それこそが「争い」の原点なんだよ。

人間はね、争いながら成長していくんだ。 そういう生き物なんだ。
その中で人と人との間に差ができる。 勝者と敗者が生まれるんだ。
そうすると、自ずと世界は価値観が多様化していく。
政治思想や宗教など、細分化された様々な形の社会を選択しながら人類はそれぞれの民族や国家を作っていったんだ。
そして尚も国家は、よその国よりも「もっと、もっと」と争おうとして衝突が生まれる。

戦争は確かによくない。 でも踏み外してこそ、自分の歩んでいた道の確かさを知って成長したということで言えば、ある意味、戦争をしたことで人類は多くのことを学べて歴史の糧にした部分も否定はできない。
人間はこれからも、また学ぶため、成長するために戦争をするよ。 悲しいかな、そういうものなんだ。
そうさ、アホなんだよ。 アホだからそこまでしないと分からないんだ。

君が言うように神が何か細工をしたのか、そこまでは知る由もないよ。
でも人間の心はね、最初から天使も悪魔も同居している不確実で不完全なシロモノなんだ。 神が操れるほど作りこまれて仕上がったものではないから、間違いでも承知の上で行動してしまう。
神が干渉できる隙間なんかない。 それが人間の意思というものさ。


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母が言った通りに、この世界は救うに値しないのか。
だが、ここにやってきたことには必ず何らかの意味があるはず。
戦争が人類にとっての全てではない。
国に帰りたいと願う兵士の声が聞こえる。
息子を奪わないでくれと叫ぶ母親の嘆きが聞こえる。
戦争を憎み、平和を愛する人々が君を待っている。
ゆけ、ワンダーウーマン。
神をも凌駕する愛の力を今こそ解き放つのだ。


★★★★★★★★★★★★★★
ここで、ようやく目が覚めた。 なんだ、夢だったのか。
100年前の世界から帰ってこれないのかと一時はあきらめたがヤレヤレだ。
世界最強の女に出会った夢。 なかなか面白かったが。
おや? 写真が落ちているがこれは?
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★★★★★★★★★★★★★★

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70年代に日本でも放送されていた「ワンダーウーマン」。

40年も前のテレビ番組であるから、今観ればアクションなんかはヌルヌルなのであろう。
だが、ワンダーウーマンダイアナ・プリンスを演じたリンダ・カーターのお色気ムンムンが全てを相殺した。 いや、こっちがチップを払いたいぐらい、目の保養になったのは確かだ。

ストーリーもバリエーションに富んでてまったく飽きさせなかった。
このヒロイン、強いのは強いのだが、たまに出てくるチンケな小悪党に意外に苦戦したりするところもある。
そんなご愛嬌も魅力の一つだった。

ダイアナの妹ドルシラ(ワンダーガール)を演じていたのがデブラ・ウィンガーだと後で知ってブッたまげ。


DCコミックではスーパーマンやバットマンは何度も映画化。
グリーン・ランタンやVフォー・ヴェンデッタまで映画化されてるというのに、なぜか「ワンダーウーマン」だけは手つかずだった。
いや、手はついていたのだが、企画が上がっては消え、上がっては消えというハリウッドあるあるの諸事情により、映画化がなかなか実現しなかった。

ある時には当時50代のキム・ベイシンガー主演で企画が進行しているというニュースが耳に入って「そんなアホな」と思ったが、歳を取って成熟したワンダーウーマンという設定だったらしく、そんな企画はポシャって正解だ。

待ちに待った甲斐があった。
本格的映画として産声を上げた今回の「ワンダーウーマン」は文句なし。
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主役に抜擢されたガル・ガドットは元ミス・イスラエルという経歴のほか兵役にも就いていたことがある女優さん。
「ワイルド・スピード」シリーズではハンの恋人ジゼルを演じていたが、さほどの印象を残してはいない。

「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」は正直、ワンダーウーマン初登場のシーンが一番の盛り上がり。
予想外に地味なコスチュームであるにもかかわらず、あの時ガル・ガドットの残した爪痕は、間もなく陽の目を見るであろう「ワンダーウーマン」の映画の成功を確信させるには十分だった。
リンダ・カーターよりはエスニック&ワイルドなテイストが加味されたガル・ガドットのキャスティングは花マルだ。

入念にダイアナのキャラクターを練り上げて、戦争に明け暮れる人間の本質をテーマの一つとして掲げながら、このヒロインの成長ストーリーを魅力あふれる筆致で描いている。
逆の意味で、この1本だけでは物足りないぐらい「もっと観たい」を刺激される面白さ。

「ジャスティス・リーグ」を経て、現代を舞台にしたワンダーウーマンの物語は、今後はどんなテーマで展開するのだろうか。
クリス・パイン演じるトレバー大尉は殉職してしまうが、テレビシリーズと同様に血縁者が何らかの形で登場したりして。
チーターやヴェロニカ・ケイルなども登場するだろうか? ワンダーガールは?
早くも続編が観たくてたまらない。

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ワンダーウーマン自体、フェミニズムの象徴として世界中で親しまれているキャラであるが、今回の映画でもジェームズ・キャメロンが物申して、監督のパティ・ジェンキンスが反論したりと、映画におけるフェミニズムの扱いについてワイワイと周囲がかしましい。

アッシはどうもそういうのが好きではない。 めんどくさい。
娯楽映画だぜ? 思想で批評しだしたらキリがないでしょうよ。
だいたい、男のキャメロンが文句言ったって、「しょせん貴方は女じゃない」って、そりゃ言われるよ。

いいじゃないの、いろんなキャラクターがあっても。
別に映画が「女はこうでなきゃね」って言ってねえし。

それにしても、鬼のような大ヒットになってますねえ。

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「賢人のお言葉」
 
「自分が世界を変えられると本気で信じてる人こそ、本当に世界を変えている」
 スティーブ・ジョブズ 
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