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他にもこれ観ました  ~7月編(下)
2017年08月05日

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「ライフ」

木星の衛星エウロパに生物が存在する可能性が取り沙汰されていますが、地球外生命体探査や研究はどこらへんまで進んでるんでしょうかね?
仮に無人探査機などが"それらしいもの"を発見して採取したとしても、まずはそのまま地球に持ち帰らずに国際宇宙ステーション(ISS)で実験などを行った方が良いという「惑星保護」の理念があるらしいです。
その生命が地球に持ち込まれることによって、どんな影響があるか分かりませんからね。
地球外生命体の扱いは慎重にしないといけませんよ、というのがこのSF映画。
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国際宇宙ステーションに乗り込んでいる、様々な国籍の6人のクルー。
司令官、キャット(オルガ・ディボヴィチナヤ)
航空エンジニア、ローリー(ライアン・レイノルズ)
システム・エンジニア、ショウ(真田広之)
検疫官、ミランダ(レベッカ・ファーガソン)
医者、デビッド(ジェイク・ギレンホール)
生物学者、ヒュー(アリヨン・バカレ)

彼らの任務は無人探査機ピルグリムが火星で採取した土壌を分析し、生命体の存在を調べること。
やがてその火星の土から、繊毛を持つアメーバ状の微生物が発見される。
ビッグニュースで大盛り上がりの地球では、抽選で選ばれた子供が「カルビン」と命名。
ブドウ糖を与えると猛烈な速さで細胞分裂し、半透明のヒトデの様な形になったカルビンは最初は無害な印象だったのである。
ところがどんどん成長していくに従い、知能や力や動きが格段にアップ。
「生き残る」というシンプルな本能を全開にし、次第に攻撃性を増してくる。
クルーたちが「これはやばい」と殺処分にしようと思った時はすでに遅し。
ラボから逃げ出したカルビンを抹殺しようとするクルーだが、一人一人殺されて逆に追い詰められてしまうのである。
そして燃料が欠乏したISSは地球の引力に寄せられて大気圏に向かいつつあった。
この生物を地球に入れてしまったらとんでもないことになる。
最後に残ったデビッドとミランダは、カルビンを阻止しようとするが・・・・
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基本はリドリー・スコットの「エイリアン」と似たりよったり。
設定が現代なので、当然ISSの中は無重力空間。
よくあるSF映画のように宇宙船内を普通に走りまわることなどできず、浮遊したままスイスイと泳ぐように移動するので、襲撃から逃げる時のもどかしさとハラハラ感がたまりませんね。
全部で7形態という進化で、どんどん恐ろしさを増すカルビンの異様なヴィジュアルと動きはなかなかのもんでしょう。
ありふれたスペース・ホラーなので、オチが勝負と思いましたが。 すいませんねえ、予想通りでしたわ。
        

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「メアリと魔女の花」

スタジオジブリの製作部門が解散した後、退社した西村義明プロデューサーが立ち上げたスタジオポノックの記念すべき劇場アニメ第1作。
同じくジブリを離れた米林宏昌監督の最新作でもあるのですが、ジブリ魂を継承していくのか、それとも脱ジブリのオリジナリティを出せるのかと注目していましたが、まあ元より「千と千尋」や「ハウル」や「ポニョ」などの原画を手掛けてきた人ですから、まったくジブリのかけらもない作品なんてのは土台無理なんでしょう。
スタッフもほぼ元ジブリですし。
今後しばらくは何をしても「ジブリっぽい」とか「宮崎駿ならこうしたかも」とか言われそう。
だからこそ、絵はともかくもストーリーだけでもジブリっぽくない独創的な方向に行けば、それはそれで面白いかなあと思ったのですが。

やっぱりというか、むしろジブリの王道の様な話でしたね。
米林監督も西村Pもこういう話が好きなのならしょうがないですが。
でもこれはこれでいい映画です。
確かに似たような話はあったかも知れませんが、なにより絵の力が素晴らしいですし、物語もなんだかんだで見入ってしまいますね。

キャラクターではダントツにフラナガンさんがサイコー。
「ホウキをそこらへんに置きっ放しにしちゃいかんぞー」

「トトロ」の頃からジブリアニメに親しんできた世代にはもう感性が合わなくなっているでしょうから、あとはお子様の客層がいかにテーマを学んでくれるかでしょう。
大切なのは武器や特別な能力ではありません。 そういうものに頼らずに自分らしくある勇気が大事なのです。
        

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「コンビニ・ウォーズ バイトJK VS  ミニナチ軍団」

「らっしゃーせー。 ・・・ありあとやしたー」
「チッ、雑誌の立ち読みだけで帰んじゃねえよボケ。 なんか買ってけっつーの」
「にしてもダリ~よねえ」

「このクソ暑さ。 夏ヤバすぎね?」
「ヤバいっしょ」
「こんな暑い日でもバイトしてるうちらマジヤバくね?」
「ヤバいっしょ」
「あっ、そうだ。 あの映画観た?」
「観てねーし」
「まだ言ってねーし」
「どの映画?」
「『Mr.タスク』のスピンオフだっけ」
「ああ、コンビニでバイトしてたJKコンビを主役にしたやつな」
「あの主演のコのパパって、ジョニデだよね?」
「そうそう。 パパも出てたし、ママまで出てたし」
「ママのスキッ歯、超かわたんだよね」
「エグいよね」
「もう一人のコは監督の娘だし」
「家族ぐるみのお付き合いで作った映画かね」
「内容がまた、くっだらねえ」
「それな」
「でも、くっだらねえって言わそうとしてる狙いもアリアリ」
「それな」

「あんだけアホなB級映画を、意識して作れるのがゲロかっけえよ」
「まじ卍、ケヴィン・スミス」
「ウケようとは思ってないんだよね。 確信犯的にバカバカしいことを突きつめてんだよ」
「確かにセンスがアホすぎ」
「スティクスの『ベイブ』を今どきのJKが歌えるなんて、監督の趣味出てるよね」

「オープニングがアンスラックスだし」
「ところで、うちらもヨガやってみね?」
「日本のヨガ馬鹿コンビで」
「ヨガ習ってたらソーセージ怪人も恐くない」
「ケツの穴バキバキされても痛くない」
「いや痛いっしょ」
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カナダの田舎町マニトバ。
コンビニでダラダラとバイトに励む、どちらもコリーンという名の二人のヨガ大好き女子高生(リリー=ローズ・メロディ・デップ&ハ―レイ・クイン・スミス)。
そのコンビニの地下で密かに冷凍睡眠中だったナチズムかぶれの男と、彼の作り出したクローン軍団が中途半端な時期に目覚めてしまう。
ヨガ馬鹿JKがやらかした実にしょうもないことがきっかけで、背丈12インチという未完成のままの姿で現れたちっちゃいチョビヒゲおっさん軍団。
ソーセージが服を着た姿で「すんばらしい!」を連呼し、人のケツの穴を掘るという非常に恐ろしい怪人たちなのである。
怪しさ満点の探偵ギー・ポワラント(ジョニー・デップ)と協力してミニナチ軍団と対決するJKの、ヨガで培った必殺技が炸裂する。
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一人の男がセイウチ人間にされてしまう恐怖を描いたカルトムービー「Mr.タスク」で2シーンに渡って登場し、ちょっとイラつくキャラとして印象を残したコンビニのバイトJKを主役にしたナンセンスなホラーコメディ。
全編ワルふざけ一色。 「B級映画愛」に抱まれたアホ映画を脳みそカラッケツで楽しもう。
そしてみんなで歌おう、「オー・カナダ」。
スタン・リーも出てるよ。(なんで?)
        
 
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「ボン・ボヤージュ ~家族旅行は大暴走~」

皆さん、お盆休みのレジャーの計画は決まりましたでしょうか?
お車でお出かけの前には、必ずバッテリー液やタイヤの摩耗などを点検しましょう。
猛暑の中で立ち往生したら命に関わりますからね。
ある意味、車は命を預けて乗るもの。 その車が「そんなもん知らん」と暴走しだしたら、とんでもないことになるというフランス発のコメディー映画。
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美容整形外科医のトム・コックス、カウンセラーで妊娠中の妻ジュリア、反抗期の長女リゾン、アメコミ好きの長男ノエ。
パリの瀟洒なアパルトマンで暮らす一家は車でバカンスに出かけることになる。
トムの祖父ベンは女房に先立たれても未だに恋多き色ボケジジイで目下婚活中。
そのジジイも旅行に参加することになり、聞いてなかった妻はブーたれ、夫はなだめる。
そんな空気の中、途中で立ち寄ったガソリンスタンドで、母親の車に置いてけぼりをくらって困っている女性にスケベ心を出したジジイはこっそり車に同乗させる。
かくして6人の乗ったミニバンは快調にハイウェイを走っていたのだが・・・・

買ったばかりの「メドゥーサ」というミニバン(架空の車)は最新鋭のAIを搭載したハイテク・カー・・・のハズだった。
ところが自動運転中に突然ブレーキが利かなくなってしまう。
一旦アクセルを踏んで離してみたら? ・・・・余計アカンがな!
こうして160キロのスピードが全く落ちないままハイウェイを暴走するメドゥーサ。
どうすればいいのかと音声マニュアルに問うても、『車を停めて下さい』を繰り返すアホなAIにもはや打つ手なし。
もうしばらく走るその先には渋滞の列が待ち受ける。
事態に気づいたハイウェイパトロール隊が追う。
BMWのドアを破壊されてブチ切れたオッサンも追いかける。
そしてポンコツカーに命運を握られた一家の乗る車内では、夫婦が浮気をめぐってゲス喧嘩をおっぱじめていた・・・
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コメディとはいえ、半分はパニック映画の様相を呈していて、「結局どうなるんじゃ?」の興味が強くなるので、笑いの方はさほどではありません。 最後の救出アクションはなかなかの迫力。
ロバート・ダウニー・Jr.のパチモンのような主人公ですが、この映画はほんのりと「アイアンマン」のパロディーが入っているという小憎らしさ。
そのアイアンマンスーツを意識した赤いミニバンはマンガのような欠陥だらけで、もちろん既存の車は訴えられるので巧妙に改造した車が使用されています。
なんとなくエンブレムがトヨタっぽいですし、エルグランデに近いような・・・。
        

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「バイバイマン」

あなた。 今、このタイトル()を読みましたね。
はい、アウトォーッ!
バイバイマンという名前を口にしたり、名前について考えたりしたら災いが振りかかるのですよ。
あいにくですが、この呪いは絶対に解けません。
具体的には、幻覚を見せられて、悲惨な死に方をするか、身近な人を殺してしまったりするという、逃れようのない地獄が待っているのです。
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ウィスコンシン州のある屋敷にエリオットとサーシャのカップル、そしてエリオットの親友ジョンが共同生活をするために引っ越してきた。
エリオットは屋敷の中に置かれていたナイトテーブルの抽斗の底板に「言うな 考えるな」と落書きされているのを発見する。 その文字の下に書かれていたその名前は「バイバイマン」。
引っ越して以来、屋敷の中で妙な物音がするので、サーシャの友人で霊感の強い少女キムを招いての降霊会が催される。
信じていなかったエリオットだが、あまりに自分の行動を言い当てられることに動揺した彼は思わずバイバイマンの名前を口にしてしまう。
やがてサーシャが体調を崩し、エリオットとジョンは幻覚を見るようになる。
キムがエリオットの目の前で列車に轢かれて亡くなるなど、周囲で起こる奇怪な現象がエスカレート。
エリオットは独自にバイバイマンについて調査を始めるのだが・・・・
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バイキンマンの親戚のような可愛らしい名前を知るだけでアカンという、おっそろしい死神。
おもしろそうじゃないかと期待したんですが、案外に恐くないのですよ。
このバイバイマンが直接襲ってくる訳じゃないし、呪われた人が幻覚に惑わされて自滅するという光景の繰り返しは慣れてしまえばそうでもない。
むしろ名前を知ってしまうことの恐さでしょう。 ラストもそのあたりを工夫してますね。

呪いを拡散させないためには、自分も含めて名前を知ってしまった人間を片っぱしから殺さないといけない。 これもバイバイマンの思うツボ。

キャリー=アン・モスは最近はTVが多いので久しぶり。
大御所フェイ・ダナウェイが出てきたのにはビックリしましたな。
        

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「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」

フランケンシュタインや狼男、半魚人、透明人間など1930年代から50年代ぐらいまで、数あるモンスター映画を製作してきたユニバーサル映画。
このほど、これらのクラシカルなモンスターを現代風にアレンジしてどんどん映画化しようじゃないかというプロジェクト「ダーク・ユニバース」が立ち上げられました。
その第一弾が1932年の作品「ミイラ再生」のリメイク。
以前にブレンダン・フレイザー主演の「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」で「ミイラ再生」を文字通り見事に再生したユニバーサルはもう一丁いこうということで、今回はトム・クルーズ主演。

古代エジプトの牢獄の遺跡から掘り起こされて復活し、死の神セトを甦らせようとする邪悪な王女アマネットがロンドンをパニックに陥れる物語。
瞳が4つ! どんな風に見えてんの?
人間にブッチューと接吻して精気を吸い取り、身体が若返っていくアマネット。 精気を吸われた犠牲者は哀れゾンビと化す。
演じるは「キングスマン」の義足の殺し屋ガゼル役で注目を浴びたソフィア・ブテラ。

トム・クルーズ演じるニック・モートンは軍人でありながら本職そっちのけで、古代遺跡を荒らして金もうけをしようとしているという、よく分からない役。
掘り起こしたミイラの棺を載せた輸送機に乗り合わせたニックだが、輸送機が墜落。
しかし傷一つも負わずに生き返ったニック。
彼はセト神を甦らせるための受け皿の肉体としてアマネットに選ばれてしまったのだ。
襲いかかるアマネット。 呪いに立ち向かうニック。 果たして結末は・・・・
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ロンドンを舞台に繰り広げられるミイラパニックですが、うーん・・・
これは脚本ですかね・・・。
今後のダーク・ユニバースの展開を考慮して、続作への布石のような、なんやかんやを詰め込み過ぎてますね。
モンスターを研究している組織「プロティジウム」や、その責任者のジキル博士(ラッセル・クロウ)は今後の作品にも登場するらしいですが、説明が不足してる割にはストーリーにグイグイ入ってます。
おそらくユニバーサルは「怪物くん」のような“アベンジャーズ風”モンスター・ユニバースを作りたいんでしょうけど。

トム・クルーズとラッセル・クロウの相撲なんか必要ないでしょうよ。 ミイラの話をやりなさいよ。 ゾンビもいらんし。
鎖につながれて情けない顔をしているアマネットが「私はほったらかし?」って言ってるように見えます。
まあ本国でボロンチョンに言われてるほど悪くはないですけどね。

さて、今後は「フランケンシュタインの花嫁」が「美女と野獣」のビル・コンドン監督でリメイク。
そのあとはジョニー・デップの主演で「透明人間」も決定しております。
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