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他にもこれ観ました  ~6月編(下)
2017年07月09日

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「20センチュリー・ウーマン」

「人生はビギナーズ」のマイク・ミルズ監督の最新作は、これまた蒸し暑さを忘れるような傑作。
1979年夏のサンタバーバラを舞台に、大恐慌時代生まれの母親と、その息子、そして2人の女性が織りなす家族ドラマ。


ドロシア(アネット・ベニング)
1924年生まれ。 15歳の一人息子がいるシングルマザー。
自立心旺盛で自分の失敗を認めない大恐慌世代らしき強い女性。
毎朝息子と一緒に株価チェック。 「他のタバコより健康的」という理由でセーラムを大量に吸いまくる。

ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)
ドロシアの一人息子、15歳。 1964年生まれのいわゆる"ジェネレーションX"。
母親に反発するかのようにパンクロックを聴き、ライブハウスにもよく顔を出す。


アビー(グレタ・ガーウィグ)
1955年生まれの24歳。
ニューヨークで写真家を目指していたが、子宮頸がんを患い、サンタバーバラに戻ってきてドロシアの家で間借り中。
日々の出来事を日記代わりに撮影するのが趣味。


ジュリー(エル・ファニング)
ジェイミーとは2つ年上の幼なじみで近所に住んでいる。
ヘビースモーカーで、ドラッグやセックスの経験も豊富。
家族に馴染めず、夜な夜なジェイミーの部屋に転がり込むが、彼とは絶対セックスはしない。

ウィリアム(ビリー・クラダップ)
元ヒッピーで年齢不詳の便利屋兼居候。
車も家も修理する、DIYなら任せろのオヤジだが、80年代を目前にして自分の進むべき道が分からない。

ドロシアは最近、息子のことがよく分からない。
反抗期なのか昔のようには接してくれないし、演奏が下手なパンクロックを聴いてるし、友だちと「気絶ごっこ」をして死にかけるし、どうも将来のことが心配だ。
そこでドロシアは、アビーとジュリーに息子の助けになってやってほしいと依頼するのだが・・・
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自分の人生に何ひとつ失敗はないと自負しつつも、反抗期の盛りになってきた息子との距離が開いていくに連れ、むくむくとわき上がる孤独感と、息子には自分の様になってほしくないという敗北感に苛まれながら、自分なりの子離れに奮闘するオカン。
この、かっこかわいいヒロイン役を演じるアネット・ベニングの一世一代の名演はニュース物。 彼女を観てるだけで感動できます。
グレタ・ガーウィグもエルファニ嬢も非常に難しい役をこなしていますが、それ以上にベニングの凄さが一枚上。
劇中、大層な出来事は起こりませんので、どこが面白いかという説明が難しいのですが、そこかしこにモンタージュでブッ込まれる、オフビートなカルチャーのショットがツボに来ますね。
燃えるフォード・ギャラクシー・・・、ジミー・カーター・・・、ザ・レインコーツ・・・、妊娠検査薬・・・、つがいの鳥・・・
音楽の使い方もうまい。 ところどころハッとする美しい映像や、しみじみとさせられる人間描写がとにかく巧み。
アビーが男たちに「「生理って言ってみて」とフリまくるシーンが気に入りました。

        

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「怪物はささやく」

イギリスの児童文学の最高賞であるカーネギー賞を受賞したファンタジー小説の映画化。
監督は「インポッシブル」のJ.A.バヨナ。
予告編とか観てても「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」っぽいようで、これは危険なにおいがすると思ってましたが・・・・・
いやあ・・・泣いちゃいましたねえ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真夜中の12時7分。
コナー少年が病気の母と暮らしている家の窓から見える丘の上の木が動き出したかと思うと、それは巨大な怪物となって少年のもとにやってくる。
怪物はコナーに言う。
「3つの物語を聞かせるから、おまえが4つ目を話せ。 その物語こそ、おまえが隠している真実だ」
そして次の夜、そのまた次の夜と、12時7分に現れては物語を語り出す怪物。
◆ ある王国の王子と、魔女ではないかと噂された王妃の物語・・・
◆ 時代遅れの調薬師と彼を廃業に追い込んだ牧師の物語・・・
◆ 誰からも存在を認められずに透明人間として扱われた男の物語・・・
それらの物語は、必ずしも物事が単純ではなく矛盾に満ちているものであることが語られていた。
意外な結末だらけの物語に納得できないコナー。 しかも3つ目の物語は彼自身の物語でもあった。
やがて来る、コナーが語らねばならない真実の物語とは・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この映画を観た時はまだ市川海老蔵夫人の麻央さんはまだ御存命だった。
こうして感想文を書いている今は、亡くなられて2週間経つのだが、この映画を思い起こすと、どうしても残された2人のお子さんのことが頭をよぎる。
親が子より先に逝くのはだいたい普通だけど、まだ幼い子が親の死を経験するという傷ましさは筆舌に尽くし難い。
歌舞伎の稽古に励む勸玄君の胸中と、この映画で描かれていた主人公の葛藤とはまた違うけれども、病に苦しむ親を前に何もしてやれない辛さにもがくコナー少年の物語がまた、さらにじんわりと染みてくる。
少年にとっての"怪物"の出現は何を意味するのか。 どうして時間が12時7分なのか。 その真実が明かされ、少年が素直な気持ちですべてを受け入れた時の感動に加えて、さらにラストでもう一仕掛け。
「ファンタジー」というジャンルにくくるにはもったいない力作です。

        

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「逆行」

キーファー・サザーランドにはロッシフという腹違いの弟がいますが、彼も俳優をやってまして細々と頑張っています。
そのロッシフ・サザーランドがなかなかいい仕事をしました。 それがこの映画。
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東南アジアのラオスでNGOの医療活動に励むアメリカ人医師のジョン・レイク。
医師としての責任感に熱くなりすぎる面があるジョンを心配した上司は、強引に2週間の休暇を取らせる。
渋々休暇を受け入れたジョンはリゾート地のコーン島へ行き、その夜、バーで一杯飲んでいた。
オーストラリア人らしい白人の客がやたら浮かれていてうるさいぐらいだった。
けっこう酔っぱらったジョンは、帰り道の途中で、さっきのオーストラリア人が若い女を暴行している現場に出くわす。
「何をしたんだ!」と加害者の男に詰め寄るも、逆に一発殴られたジョンはついカッとなってしまった。
気がつけば男は川辺でぐったりと倒れたまま死んでいた。 被害者の女性はジョンのことを暴行魔と勘違いして走り去っていった。
人を死なせてしまったという事実に恐怖したジョンは、一刻も早くホテルから立ち去ろうとするが、警察の動きも速い。 死んだ男はオーストラリアの議員の息子であり、その分、警察は躍起になっているのだった。。
顔にアザができているし、こぶしにもケガを負っている。 事情を聴かれてもうまい言い訳ができないジョンにかけられた疑いが強まり、たまらず逃亡した彼は島から脱出する。
国際指名手配されたジョンは、とにかく犯人を挙げたいラオス警察の追跡から身を潜めながら、隣国のタイを経由してアメリカに帰国することを目論むのだが・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アクションというほどではないですが、勝手が違う異国での逃亡劇はなかなか手に汗握ります。
それでも、言葉が通じない異国で裁かれる恐怖は分かるけれども、やってしまったことは事実。
やっぱりアタフタと逃げ隠れする主人公のカッコ悪さと往生際の悪さがどうにも受け付けません。 いや、映画としては面白い作品なんですがね。
「がんばれ!逃げ切れ!」と応援しながら観る観客はいないでしょう。 「おまえ、本当にそれでいいのか?」と誰もが問いかけるはずです。
この「逆行」する男が遂に逃げ切れる寸前まで行くのですが、新聞に載ったある衝撃の記事を見て、彼は再び「逆行」するのです。
このラストはある意味救われますね。 そんな正義感が残ってたんなら、最初っから自首せえよとは思いますが。
        

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「ラプチャー ―破裂―」

人には「嫌いなもの」というのがあります。
高所、閉所、先端、食べ物、動物・・・・
この「嫌いなもの」を無抵抗の状態でとことんまで与えられたら人間はどうなるか?
遺伝子コードが破裂するんだそうです。 
ハァ? つまりどうなるかというとですね・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シングルマザーのレネー(ノオミ・ラパス)はとにかく蜘蛛が嫌い。
洗面所に蜘蛛が出ただけで絶叫し、12歳の息子に追い払ってもらうまで何もできない。
そんな彼女を何者かが尾けていた。 あらかじめ車のタイヤがパンクするように仕掛けられており、レネーが息子を別れた夫のもとへと預けた帰りに車がパンク。
修理しようとするレネーに、男たちが近づいて手助けを装いながら突然彼女を拉致する。
気がつくと、どこかの施設の中で、レネーはストレッチャーに拘束されていた。
部屋に怪しい男女が入れ替わり立ち替わり・・・
どうやら他にも何人かが拉致されており、被験者の「嫌いなもの」を使った実験が行われてるらしい。
やがて実験者たちが驚愕の正体を見せ始め、レネーには蜘蛛攻めが待ち受ける。
やがてレネーの身体に変化が・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
早い話が「宇宙人の侵略」もの。
この映画によると、「G10-12X」という遺伝子コードを持つ人間がまれにいるらしい。
ある薬を投与した上で、「嫌いなもの」で攻め倒すと、遺伝子コードが「破裂」し、その人間は新しい生命体に生まれ変わる。
そんなアホなぁ。
蜘蛛嫌いの人にはともかくも、想像してたほどのグロさは皆無で拍子抜け。 ツッコミどころも多いです。
一体何が起こっているのか、この先どうなるのかの興味はグイグイ来ますが。
ノオミ・ラパスをはじめ、「ファンタスティック・フォー」のザ・シング役でおなじみのマイケル・チクリス、マイク・リー作品の常連のレスリー・マンヴィルなど、キャスティングは低予算映画とは思えないほどの気合。
        

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「22年目の告白 - 私が殺人犯です -」

1995年に東京で起きた連続絞殺事件。
5人の命が奪われたこの事件は警察の必死の捜査にもかかわらず、2010年に時効が成立してしまう。
それから7年後。
「はじめまして。 私が殺人犯です」
突然、マスコミの前に姿を現した男、曾根崎雅人(藤原竜也)。
22年前に日本を震撼させた凶悪事件の犯人であることを自ら告白し、一躍時の人となる曾根崎。
告白本はベストセラーとなり、曾根崎は人気タレントのようにメディアでも引っ張りだこ。
テレビカメラを引き連れ、遺族の前に現れて謝罪をするという、パフォーマンスとも受け取れる行為はどんどんエスカレートしていく。
日本中で罵声と歓声が入り乱れる異様な空気の中、そんな光景を苦々しい思いで見つめる刑事の牧村(伊藤英明)。
22年前にあと一歩のところで犯人を取り逃がしてしまったばかりか、先輩刑事を犯人の罠で亡くしていた彼の心には今も深い傷が残っていた。
この手で仇を討とうという被害者遺族に命を狙われる事態が起きても尚、メディアに出ようとする曾根崎の真意は何なのか。
やがて曾根崎は、事件を長年追ってきたというジャーナリストの仙堂(仲村トオル)が司会をする報道番組に出演するが、そこで意外な事実が明らかになり、終わったはずの事件は予想外の展開を見せ始める。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
御存じの通り、本作は2012年の韓国映画「殺人の告白」のリメイク。
よって、アッシも含めてオリジナルを観ている人は、藤原竜也が演じる曾根崎の正体がすでに分かっていながら観てるのですが、それでもなかなかよくできてまして、センセーショナルな演出がうまいですね。
やっぱり「時効」の問題は誰しも色々考えますし。
まるまるリメイクという訳ではなく、日本ならではの「決定的証拠」には「なるほど」と膝を打ちます。
        

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「キング・アーサー」

こんにちわ、アーサーです。
ワイの映画、観てもらいました?
えっ?おもろない? そうでっか。そら、すんまへんな。
もちろんワイも自分の映画やから観ましたよ。
どうなんやろなあ。 手前味噌ですけど、自分的にはね、そんな悪ないんちゃう?って思いまんねん。
そんでも、おもろない言う人の気持ちも分かりますわ。

いや実はワイも色々と思う所はありまっせ。
今からガイ・リッチーの家行って、刀振り回したろかなって考えましたもん。
オッサン、いらんことし過ぎやねん。
例によって例のごとく、時間軸ガチャガチャいじくったり、やたらにスローモーションにしたり、音楽も主張しすぎやしな。
これぞ「リッチー印」やなって許したってもええけど、やってええ題材とそうでない題材を区別せなあかんぞ。
確かにストーリーが取り立てて魅力あるもんとちゃうわな。 そこをごまかすために色々とやってんのかも知れんけど。

ジュード・ロウ以外の役者が残念ながら華があらへんな。
ワイを演じたチャーリー・ハナムも、なんかなあ・・・。 名前はハナムやのに華ないっちゅうのはな。 今うまいこと言うてしもうたぞ。 うまないか。 別にええわ。
出てくる人物みんなおんなじ見えるやろ? ヒゲ男子の割合ナンボほどやねん!って思ったわな。
イスラム圏の国が製作した映画か?ちゃうわな。 ヒゲ剃らんかい。 なぁ、監督もそう思うやろ?・・・おまえもヒゲかい!
そう言えばベッカムがカメオ出演しとったのぉ。 演技のことは言うたるな。 そこはしゃあないわ。 嫁ハンの歌唱力よりはマシやぞ。
なぁ、ベッカム君・・・・って、おまえもヒゲはやしとんのかい!

6部作の構想? マジで言うとんのか。
でも、あの興行成績ではスタジオがGOサイン出さんやろな。

        

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「アイム・ノット・シリアルキラー」

殺人鬼のいるところ、殺人鬼が寄ってくる。
「類は友を呼ぶ」というのでしょうか、そんなお話のホラー映画であります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アメリカはノースカロライナの田舎町クレイトン。
そこで葬儀屋を営む母親と暮らす青年ジョン・クリーバー(マックス・レコーズ)は少々難しい性格である。
かかりつけのセラピストからシリアルキラーの兆候があることを指摘され、自身もそれを認識し、学校のいじめっ子をいつ殺してもおかしくない心理状況に戸惑っていた。
そんなある日、クレイトンの町で凄惨な殺人事件が連続して起こる。
被害者はまるでケモノに襲われたかのようにボロボロで、腎臓がない、あるいは肺がないなど、それぞれ肉体の一部分が必ず欠損していた。
そして不思議なことに、死体の近くにはオイルの様な黒いドロドロした液体の溜まりができていた。
やがてジョンは一連の殺人が向かいの家に住む老人、ビル・クローリー(クリストファー・ロイド)の仕業だと偶然知ってしまう。
人を切り刻んでみたい欲求がもたげつつあるジョンは、殺人鬼のお向いさんに興味を惹かれてこっそり監視を始めるのだが、この老人は驚くべき正体を隠していた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シチュエーションは面白そうで、途中まではゾクゾクさせてくれます。
しかし、殺人鬼らしい当の老人の正体が、どうも変な方向にあると感じてくると「この映画、大丈夫か?」と心配になってきます。
まさかこの老人、人目を忍んで、デロリアンに乗ってバック・トゥしちゃってんじゃなかろうか。
いや、そんなオチならまだ良かったかも。 良かぁないか。
トンデモなオチとまでは言いませんが、「なんじゃこれ?」な気持ちから立ち直るのに時間を要してしまいました。
        

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「セールスマン」

「別離」、「ある過去の行方」でおなじみ、イランの名匠アスガー・ファルハディ監督の最新作はアカデミー賞外国語映画賞受賞作。
近代化が進むテヘランを舞台に、ある夫婦に降りかかった事件をきっかけに、人間関係のずれが露わになり、やがて思いがけない展開を見せていく心理サスペンス。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
テヘランで暮らす国語教師のエマッドとその妻ラナ。
二人とも地元の小さな劇団に参加しており、アーサー・ミラー原作の「セールスマンの死」の舞台上演を間近に控えての稽古に余念がない。
隣りの土地で強引な建築工事が進められていた結果、エマッドらが住んでいる古いアパートが倒壊の危機にさらされる。
劇団仲間が紹介してくれた物件に移り住んだものの、前の住人の女性の私物がまだ残されている状態に夫妻は戸惑う。
ほどなくして、舞台初日の日を迎えた夜、アパートでラナが侵入者に襲われてケガをする事件が起きる。
隣人によると、前の住人の女性は"ふしだらな商売"を営み、何人もの男を連れ込んでいたと言う。
侵入者は、まだ女が住んでると思い込んでいた"ふしだらな客"ではないか。
この事件のショックでラナはめっきり口数が減り、エマッドは犯人探しに躍起になっていく。
徐々に犯人像に近づき、エマッドはラナに「一緒に警察に行こう」と言うが、「表沙汰にしたくない」とラナがそれを拒む。
夫妻の溝が深まっていく中、エマッドは執念で犯人と思われる男を突き止めるのだが・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アスガー・ファルハディはこういった日常のボタンのかけ違えのようなサスペンスを語るのが相変わらず抜群にうまいですね。
取り分け本作では主人公の国語教師の人物描写と、混乱していく感情のドラマの書き込みが丁寧で巧妙。
人間関係とは人それぞれで複雑。
その場その時によって、言いすぎ、やり過ぎ、言葉足らず、配慮不足など、様々な手違いが生じ、不可抗力のドラマが生まれるのですが、この映画はイランというお国の事情も重ねて、心理のすれ違いを静かに残酷に見せつけます。
「セールスマンの死」を合わせ鏡にして、封建的な価値観に縛られて近代化の波についていけないイスラム社会のタブーを浮かび上がらせているのも唸らされます。
国語教師が陥っていく憎悪のカオスが一人の行商人(セールスマン)を死に追いやってしまう、
スリリングな迷路のような映画です。
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