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わたしは、ダニエル・ブレイク
2017年04月15日

T0021555p.jpg世の中、生きていくには金がいる。
そのために仕事に就く。
そして得た収入で暮らす。
これが基本の生き方だが、誰の人生もそうスンナリといく訳ではない。

人によっては、よんどころない事情で仕事に就くのもままならないケースがあるのは珍しいことではない。
しかし収入がなければ大変なことになるし、そのために社会福祉というものがあるし、誰にだってそれを受ける権利はあるはずだ。

だが、相談にのる者が話を聞かなければ、開いているように見える門は最初から閉まってるも同然。
役人の胸先三寸で人の尊厳が軽んじられるという、福祉とは名ばかりの現実がある。
それに直面した人が戦える武器は、やはり「自分」という尊厳を見失わないことだ。


2014年の「ジミー、野を駆ける伝説」のあと、引退を表明していた巨匠ケン・ローチ。
しかし、「いや、ちょっとこれだけは言わせてくれ」と宣言を撤回してまで撮ったこの映画は、カンヌ国際映画祭にて巨匠に2度目のパルムドールをもたらせた。


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イギリスはニューカッスルに暮らす59歳の大工ダニエル・ブレイク
妻はすでに亡くなって一人暮らしの彼は、ある日職場で心臓発作を起こし、医者からはしばらく働くことを止められる。
国の援助を受けようとしたものの、あまりに複雑な制度と融通の利かない役人の対応にとことん翻弄されることになるダニエルはそんな時、シングルマザーのケイティと出会う。
二人の子供を抱えて仕事もなくて困っている彼女に手を差し伸べて助けてやろうとするダニエル
ケイティ母子との間に家族のような絆が芽生えるが、さらなる厳しい現実が彼らを待ち受けていた・・・・・



この映画を観て、理不尽な権力に敢然と声を上げるダニエル・ブレイクの姿に感動されたお客さんも多いでしょう。
アッシが観に行った映画館では上映終了後に拍手が起きましたよ。
ええそうでしょうとも。 わかります。 わかりますともさ。
ラストの手紙のところはガツンときましたよね。

しかしアッシはね。 はらわたが煮えくりかえってましたよ。
感動よりも、憤懣。
いや、映画がダメなんじゃない。 全然いいのだ。
何がムカつくかって、劇中に描かれている諸悪の根源そのものの「お役所様」の実体がアッシの堪忍袋を刺激したのだ。
感想のアンテナが違う方向を向いたまま、観終わったアッシは大魔神のような顔になっていた。
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イギリスの役所というのは、どこもあんな感じなのか?
いやあ、どうだろう。 日本はもっとマシだとは思うのだけど、この映画に出てくるニューカッスルの役人たちはふざけてるにもほどがある。
これは本当のことなのかと唖然とするしかない。
福祉を求める人を泥棒か何かと思ってるのだろうか。
どんなにマジメに生きてきても、人生はちょっとしたことで転落することもある。
キチンと税金を払ってきたのに、社会的弱者を"書類"のように扱えるその態度は何だ?
委託された民間業者だからとかいう理由は関係ない。
人の尊厳の意味も分からなくて、なぜ福祉の仕事をしているのか理解に苦しむ。



映画が始まると、しばらくは字幕だけが映るブラックスクリーンのままで、ダニエルと役所のコントのようなやりとりが展開される。
心臓を悪くして、国から雇用支援手当を受けているダニエルの継続審査の電話である。
「50メートル歩けますか?」 「帽子をかぶれるぐらい腕が上がりますか?」 「電話のボタンを押せますか?」 「ウンコを漏らしたことはありますか?」 「目覚まし時計のセットができますか?」
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なんじゃいそれは? 電話のボタンを押せるから電話しとるんじゃろが。 本人は心臓が悪いと言ってるだろうに。

ダニエルも笑ってテキトーに答えてれば賢いのかもしれないが、この人はそういう人なのだ。
引っかかることには黙ってられないタチで、ついつい食ってかかってしまうのである。
「なあ、あんた。 カルテを読めよ。 俺の悪いところは心臓だけだ。」 「質問に答えてください。」
「あんた医療専門家か?」 「委託業者ですけど。 とにかく質問に答えてください。」
「時間の無駄だろ。」 「答えていただかないと不利になりますよ。」
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おやおや。脅迫ですか。 マニュアル・モンスターを怒らせるとおっかないですな。

そうして数日後に届いた通知は、『就労可能 手当支給中止』。
心臓が悪いから仕事は医者に止められてるって言うとるだろうが。
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納得できないダニエルは役所に電話する。
『24時間対応』の窓口であるが、たいへん混みあってるらしく、電話の向こうで延々とビバルディの『四季』が流れている。 人の人生が秋冬真っ只中なのに“しばらくお待ちください”のBGMは『春』と来たもんだ。 アホか。

ケータイをスピーカーにしたりして、家事を片付けながらダニエルは待ち続ける。 この人も執念深いなあ。
ビバルディを聴き続けること、1時間48分。
お待たせいたしました。」 「サッカーの時間より長いぞ。」
せっかく繋がったのに「認定人から連絡します。」

これがイギリスという国の現状なのだろうか?
電話の相談事が途切れないのだ。 応対する職員の数も抑えてるのだろう。
それとも・・・電話に出る気がないのか?

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職安に行ったダニエル
一からアレコレ説明するが、求職者手当の申請をするように言われる。
それって、どうすれば?
「申し込みはオンラインのみです。」

最近は『オンラインのみでの受け付けとさせていただきます』がやたらに増えた。
これは役所にも限らず色んな所でそうだが、パソコン使えなきゃお呼びでない御時世なのだ。
スマホでネット見れるぐらいは常識だと思ったら困る。 できない人だっているのも当たり前だということを一番理解しないといけないのが役所というところではないのか。

ダニエルはパソコンは全くのド素人。
なんせ「マウスを動かして」と教えられても、「こうか?」とマウスを持ち上げてディスプレイの前でフワフワ動かすような人なのだ。
悪戦苦闘しながら手続きをしても、ことごとくエラーメッセージの連続。
ある親切な女性職員がオンライン申請を手伝ってあげたら、上司に呼ばれ、「前例を作ったら困る」と注意する。
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「困る」とはどういう意味だ。 困ってる人を助けたら困る奴がいるのなら呼んでこい、ボケ。
所詮は行政の下請け機関だから、出費を抑えることが第一だというぐらいの察しはつく。
切り捨てやすい人間にわざわざ手を貸して、出費がかさむことになったら雇用年金省から突き上げられる。それが面倒なのだ。
彼らが救いたいのは大臣の顔と自分の立場であって、職を探している人ではない。


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ダニエルと出会うことになるシングルマザーのケイティ
子供二人を抱えてるというのに、この若さで仕事がないというのも大変だ。
ダニエルが雇用支援手当の件で職安を訪れた時、彼女と職員がもめている場面に出くわす。

ロンドンから越して来たばっかりで、転入手続きをして求職者協定の締結をするために職安に来た。
慣れない場所で道に迷って、約束の時間に遅れてやってきてしまったケイティは給付金を受け取れないばかりか、遅刻が制裁の対象となり1ヶ月無収入になると告げられる。
そんなバカな話があるか。
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制裁だと? 寝言は北朝鮮に向かって言え。
遅刻したのが悪いと百歩譲ったとしてもだ。 彼女がおたくらに何か損害を与えるようなことをしたか?
社会的弱者を背後から蹴るような、このタチの悪い因縁のつけ方も、すべて出費を抑えるためなのだろう。
子供が見ている前で、母親を泥棒扱いするな。
坊やの顔を見てみろ。 「このハゲオヤジ、何ゆうとんねん」って顔しとるだろが。


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待ち合わせの席で一部始終を見ていたダニエル「もう見てられん!」とブチ切れる。
「この人が助けを求めてるのになぜ聞いてやれんのだ!」
ちょっとした騒ぎとなって、ダニエルケイティともども職安から追い出されてしまう。

今どき珍しい気質の、うるさ型オヤジである。
住んでるアパートの隣室の青年のマナーにもガツーンと言う。
「廊下に生ごみを出すんじゃねえ!」(実はこの青年とは仲がいい)
犬を散歩させて糞の後始末をしない不届き者のオッサンにも遠慮はしない。
「恥を知れ、この礼儀知らずめ!」

まちがってることは、いかなる時だろうとやり過ごすことなどできない人なのだ。
他人の事なら尚更こうして声を上げることができる人というのは現代ではめっきり珍しい存在になった。 と同時にそういう人が生きにくい時代になった。

職安での一件を機に、ダニエルケイティ母子との交流が始まる。
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ケイティはロンドンで、大家に雨漏りのする部屋の文句を言ったら追い出され、ホームレスの宿泊所で2年間を過ごしてきた。
役所から紹介された部屋は、トイレのタンクが壊れたままのボロアパート。
父親の違う二人の子供の面倒を見ながら、通信制の大学への復学を臨んでいるが、アルバイトさえ見つからず、電気代も払えない現状。
母親には心配かけまいと、なんとかうまくやってることを電話で伝えた後で虚しく肩を落とす。

ダニエルはトイレの水洗を修理したり、娘のデイジーに木彫りのモビールを作ってやったりするのだが。
ケイティは子供たちには最低限の食事はさせていたが、彼女は何もお腹に入れていない。 そうしないとやっていけないのだが、ダニエルは無論そんなことは知る由もない。
空腹というのは、人間の尊厳を奪うのに十分な苦しみであるのを象徴するシーンが出てくる。
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ボランティアが行っているフードバンクには長蛇の列ができている。
食料と日用品が支給される催しにケイティダニエルに付き添ってもらったのだが。
ようやく順番が回ってきて、手渡された缶詰に自分を見失ったケイティはその場で缶詰を開けて手づかみで貪り食いだすのだ。
あまりの空腹に耐えきれなかったのだ。
「みじめだわ。 こんな姿を母が見たら・・・。」
「君は何も悪くない。」ダニエルは優しく励ますしかない。

ケン・ローチ監督いわく、このシーンは実際にあった話をもとにしている。
フードバンクのスタッフが実際に目撃した光景なのだという。
「食べる」というのは人の生き方の基本中の基本。
人が飢える姿は痛ましいの一語に尽きる。

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ダニエルにとって唯一の収入源として頼れるのは求職者手当なのだが、再審査の結果はまたしても『就労可能』。
病気で働けないのにどうしろと?
手当を受け取るには働く気があることを示すための求職活動をすること。
履歴書を持って働き口を訪ね歩き回るぐらいのことをしないとダメなのだ。
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しつこいようだが、ダニエルは心臓が悪いっちゅうとんねん。
医者からはしばらくは仕事は無理やと言われとんねん。
働ける体やないっちゅうとんねん。
なんでそれが伝わらんのじゃ。



仕方なくダニエルは形ばかりの就職活動をする。
とある製材業者に履歴書を持ちこみ、「面接に来てくれ」という返事をもらった。
しかし、働けないのだ。
ダニエルは申し訳ない思いで事情を説明したものの、社長さんらしきオジサンは「おちょくってんのか」とキレる。
「せっかくいい人が見つかったと思ったのに、バカにするのもいいかげんにしろ。」

そりゃそうだ。
事情は理解できても、働く気がない奴に踊らされる仕打ちを受けたら心穏やかな訳がない。
ダニエルは嫌というほどの自己嫌悪に陥る。

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役所の者にとってはダニエルの『就労可能』という判定が絶対なのだな。 そこから全部がおかしくなっとるよな。
実際に働こうが働こまいが『仕事を探しました』という態度さえ見せれば金はあげるのだとよ。
エサを欲しけりゃ尻尾を振って見せろと。
そりゃしろと言われりゃするだろうよ。 でも福祉の意義など脇にどけて、経費節約に血道をあげるおたくらがそれでいいのか?
普通に仕事を持ってる奴がちょっと頭ひねりゃ、“副業”がてらに手当の不正受給し放題になるぜ。 どうするよ?
自分の身になって考えることができんのか? こんな変な矛盾があるか?


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一方ケイティはスーパーで生理用品を万引きしてしまい、警備員に見つかってしまう。
しかし哀れに思った支配人は見逃してくれ、警備員は「力になるから。」と電話番号を渡された。
この電話番号を頼るということは、いよいよ"そういう仕事"に手を出さねばならないことを意味しているのをケイティも分かっている。
しかし、娘のデイジーが学校で壊れた靴をバカにされていじめられていることを知った彼女は決断するしかなかった。
新しい靴などもちろん買う金などなく、底が剥がれても接着剤でくっつけた靴を娘に履かせている情けない自分が嫌でしょうがなかったのだ。

ケイティが体を売る仕事をし始めたことを知ったダニエルは辞めるように説得するが、「止めるならもう会わないわ。」と突き放されてしまう。
その日も職安に足を運んだダニエルは、職員との話もそこそこに突然席を立つ。
「手当はいらない。もうこんなことは辞める。 尊厳を失ったら終わりだ。」
外に飛び出したダニエルは怒りをそのまま突飛な行動としてぶつける。
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俺はダニエル・ブレイク
飢え死にする前に申し立て日を決めろ
電話もクソだがBGMを変えろ


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まず最初に言っとくがな。
万引きはいかんぞ。 建造物への落書きも器物損壊の犯罪だからな。
それよりも皮肉なことに、困ってる人を助けるはずの機関が何もせずに、庶民の人らが手を差し伸べるこの光景が全てを物語っているな。
スーパーの支配人さんは万引きをしたケイティを哀れんで目をつぶってくれた。 役所の手続きに遅刻したぐらいで制裁を科そうとする役人とはえらい違いだな。
売春の仕事を取り持った警備員さんも悪い人ではない。
仕事の内容はともかくも、「どうしても困るようだったら」と命綱を渡してくれたのだ。
一度貧困に落ちたら這い上がるのは容易ではないこの社会の厳しさは役人よりも庶民の方が十分知っている。 だからルールや倫理に縛られない人助けができるのだ。


ダニエルの落書きに沿道の人たちが拍手喝采を贈っている光景はみんな分かっているからだ。 役所が何もせんということをな。
書類と向かって仕事をするな。 人と向き合って考えて仕事に取り組め。


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感動もするが、正直なところ怒りの部分が大きいのは、この物語自体が何らかの進展を見せないまま終わってしまうからだ。
ダニエルにしてもケイティにしても、その他大勢の助けを必要としている人たちの問題は何も解決しないままなのである。
ネタバレになるが、ダニエルケイティの助言もあって再審査の決心をした矢先に心臓発作であっけなく世を去ってしまうのだから何の光もない。 ただ、問題を提起したまま。
内容にケチをつけてはいないよ。 これは"解決案"の映画ではなく、"告発"の映画だから。

とにかくイギリスのひどい現状をとにかく訴えたかったケン・ローチが、映画という形で社会の壁に殴り書きしてみせた熱いメッセージなのだ。
声を上げろと巨匠は言う。 名前ある人間ならそれ相応の扱いを求めるのは当然なのだから、壁の前でうなだれてあきらめるなと巨匠は叫んでいるのだ。

ラストでは、ダニエルが生前に書いた"履歴書"という形のメッセージをケイティが葬儀で読み上げる。
全文は記憶してないのであしからず。

わたしはお客様や顧客やサービス利用者ではない
怠け者でも、たかり屋でもない  乞食でもなければ泥棒でもない
わたしは国民保険者番号でもない  パソコンのエラー音でもない
わたしはダニエル・ブレイクだ
人間だ  犬ではない
わたしは権利を要求する  敬意を払ってもらいたい
わたしは、ダニエル・ブレイク
一人の市民だ  それ以上でもそれ以下でもない
ありがとうございました


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前首相のキャメロンが推し進めた緊縮財政がもたらしたのは弱者だけが損をする地獄のような格差社会である。
みんなで貧乏して経済を支えようじゃありませんかと言いつつ、あれも削減これも削減の政策は結局は最下層の人から切り捨てられていくのだ。

手や足が動くのなら『就労可能』と判断されてしまうダニエルのケースは映画の中だけの笑い事ではない。
障害者手当を大幅に削減し、給付の条件もハードルをグンと上げ、「指一本でも動かせるのなら働けよ」というのは大げさではないほど、英国の締め付け政策はけっこうムチャクチャらしい。
キャメロンさん、障害を持った息子さんを亡くされてますよね、この人。 なのに分からんの?

経費削減になるなら支援を求める人の手も振り払うこの国は果たしてメイ首相になってもおそらく変わらんし、EU離脱も一概に労働者に味方するとは思えない。
大丈夫か、イギリス?


なにも贅沢をさせてくれと言ってるのではない。
税金を払った人が正当な権利を行使し、困っている状況を是正したいだけだ。
それをハイエナのように見る役人に対して、一人の人間として見てくれと言っている。
誰もが自分の名を持つ一市民である。 これほどシンプルな分かりやすい尊厳はない。



「賢人のお言葉」
 
「貧しい人々のお世話をしている年月の間に、私は、彼らこそは人間の尊厳をよりよく理解している人たちだと思い知らされました。 もしも彼らが問題を持っているとすれば、それはお金がないという問題ではなくて、彼らが人間らしく扱われるべき権利と、彼らの持っている優しさが認められないという現実なのです。」
 マザー・テレサ
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