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トッド・ソロンズの子犬物語
2017年02月11日

T0021509p.jpg「子犬物語」・・・・
過去にもありそうなタイトルですが、意外にも初出。

動物ものの「子○○物語」という映画は過去にも何作かありまして、たとえばこちら。

『子鹿物語』(46)
グレゴリー・ペックが主演した、児童文学が原作のアメリカ映画。

『子象物語 地上に降りた天使』(86)
武田鉄矢主演。 戦時下が舞台の、実話を基にした感動作。

『子猫物語』(86)
ムツゴロウさんが監督・脚本を手掛け、その年の一番の大ヒットとなった作品です。

『子熊物語』(88)
熊が大熱演! ジャン=ジャック・アノー監督のフランス映画。

『仔鹿物語』(91)
こちらの「鹿」は北海道が舞台の日本映画。


そして・・・・満を持して遂に「子犬」の映画が登場。
さぞや、犬好きが泣いて喜ぶようなワンちゃんムービーなのかと思うでしょう?
ところが、渡る世間は鬼オンリー。
「子犬物語」とタイトルにあっても、これは犬の映画ではありませぬのじゃ。

確かに「犬」は出てきます。
かわいいメスのダックスフントが出ずっぱり。
な~んだ、やっぱり犬の映画じゃないか。 第一タイトルだって「子犬物語」なのに犬の映画じゃなきゃおかしいよねと悪あがきしたい貴兄は、ならば映画館に行って、おもっくそ後悔するがよい。

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ホーホッホッホ~、そこをおどきなさ~い。
ひき殺しちゃいますわよ~。
なに? だまされた?
アタシが出てた映画のこと?
そうよね~。 内容はあんまり犬と関係ないし、特に犬好きの人が観たら、あのラストは胸くそが悪くなったでしょ~?
ホーホッホッホ。 でもね。 タイトルをよ~く御覧なさ~い。
「トッド・ソロンズの」って付いてるでしょ?
そこでピンと来なかったら、観た人の責任ね。

なんつうかねえ・・・ハレモノをつかんで投げつけてくるような人とでも言えばいいかしら。
そんな人よ、トッド・ソロンズって監督は。
作風は大人しいんだけど、日常的な光景の中に「そこをイジる?」みたいな、暗めのブラックユーモアを放り込んでくるの。
だからね、新作を発表するたんびに配給会社とよく一悶着起こすのよ。
そんな監督がホノボノ動物映画なんか撮るわけないでしょ。 ホーホッホッホ。ちゃんちゃらおかしいわ。

この映画はね、アタシが4人の飼い主の間を転々とする、4つのエピソードで構成されたオムニバスなの。
まずは一人目の飼い主。
アタシが生まれてまだ間もない時よ。
【エピソード・わん】
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アタシが最初に引き取られたのは、この3人家族の家。
ここの息子君はレミ(キートン・ナイジェル・クック)といって、9歳になる男の子なの。
気の毒なことに、小児がんを患ってるのね。
そこで、お父さん(トレイシー・レッツ)がレミ君を元気づけようとアタシをサプライズ・プレゼントしたってワケ。

でも、誰に何の相談もなかったもんだから、お母さん(ジュリー・デルピー)は半ギレなの。
いくらサプライズでも、ペットを飼うってことになったら話は別よね。 そりゃそうよ。
こういう後先考えないのが男親の悪い所。

「散歩とかの世話は誰がするのよ!?」
レミ君は病弱ですものね。 するとオヤジは「ワシがする!」とキレ返す。
このオヤジ、見たところ軍人くずれね。
もうね、すっごいイラチなの。
散歩がてらにしつけしながら、アタシを「クソ犬」呼ばわりですもん。
てめえこそクソオヤジでしょうが。 足に放尿してやろうかしら。
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お母さんはアタシに避妊手術を受けさせることにしたわ。
痛いのイヤなんですけど・・・。 で、行きの車の道中。
レミ君って、ちょっと質問魔みたいなところがあるわね。
「何で?」「何で?」ばっかり。
何で人は死ぬのかみたいなことまで言い出して、お母さんは「誰だって死ぬの。 死ぬのは悪いことじゃない。」と言う。
・・・・・・暗っ! やめてよ、そのムード。 無理もないでしょうけど。

レミ君は自分が他の子よりも長く生きられないことを知っている。 それに対して「何で?」が止まらない。
なぜ、こんな体になったのか。 なぜ治らないのか。
お父さんもお母さんも毎日のようにイライラしてて、お父さんは犬をプレゼントするぐらいしか我が子にしてやれることがなくて、かえって面倒ごとが増えてアタシに当たり散らす。
避妊手術・・・つまり子供が生まれてこなくすること。 レミ君、変な風に受け取っちゃダメ。
お母さんがあなたのことを生まれてこなければなんてことなど思ってないわ。
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アタシは家にいる時はほとんどケージの中で飼われたわ。
確かに雑菌とかが心配でしょうけど、何しにここに飼われにきたのやら。
まあ、レミ君を少しでも元気づけれるのならいいんだけど。

お父さんとお母さんが共に外出中に、ケージから出してもらったアタシは思いっきりレミ君とはしゃぎました。
そしてオヤツも食べさせてもらったの。
めっちゃマイウーじゃん! いつものドッグフードより全然イケるわ。
なんていうお菓子? グラノラバー? スチャダラパーじゃなくて?

夕方、お腹が暴れ出して、遂にゲロゲロゲ~。
帰宅したお母さんがレミ君を叱ってた。
グラノラバーって犬に食べさせちゃいけないんだって。 消化できないから。
ああ、でも手遅れね。 体調最悪よ。 あっちゃ~、血ぃ吐くとは思わんかったわ~。
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お母さん、レミ君を責めないで。
レミ君もいろいろ勉強になったよね。
命はね、もろくて儚いものよ。
死は人生の一部でもあるの。 誰にでも等しく訪れる最初にして最後の安寧の時間。 だから怖れてはいけない。
でも死について君が思いわずらうことは今はまだ早いわ。 まだその時は来ていないの。
目の前の人生を懸命に生きるのよ。

それよりもアタシがヤバいことになってるわ。
もう少し長生きしたかったけど・・・


【エピソード・わん×2】
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マジあせったぁ~。 もう死ぬかと思ったわあ。
人間の食い物があんなにヤバいなんて。

レミ君のお父さんがアタシの状態を見て、こりゃダメだと思ったんでしょうね。
獣医さんの所まで運んで、安楽死にしてくれるように頼んだの。
アタシも覚悟したけどね。
なんだかそこまで深刻じゃなかったのかしら。 すっかり良くなっちゃって。

あれ? 飼い主に返さなくていいのかしら?
この獣医さん、アタシを家に連れ帰っちゃったわよ。
いいの?そんなことして。 まあいいか。 この彼女、よっぽど寂しいのかしら?
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彼女の名前はドーン・ウィーナー(グレタ・ガーウィグ)。
ドーンって。 「笑ゥせぇるすまん」みたいな名前ね。
アタシには「ドゥーディ」って名前をつけてくれました。 まあステキ。 どういう意味かしら?

アタシのカンだけどね。 彼女、ガキの頃はいじめられてたクチね。
それも、みんなからよってたかって、教師にも無視されたりとか、生き地獄の青春を謳歌してたのよ、きっと。
おそらく、これもカンだけどね。 妹がいて、めっちゃ美人で親にエコひいきされてたんじゃないかしら。
そんなクソみたいな青春でもやり過ごせたのは、やっぱり恋よ。
で、またまたカンだけどね。
いじめる男子の一人が、自分のことを好きなんだって知りながら彼女はいじめられてたのよ。 フクザツゥ~。
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ドーンはスーパーで昔のクラスメイトだったブランドン(キーラン・カルキン)と再会。
「あなた、私をよくいじめてたわよね~。」とニコニコしながらドーンは言う。
ハハ~ン。 彼女、こういうのがタイプなのね。
でもなんか、生命エネルギーに乏しい男ねえ。
生きてんのか死んでんのか。 無愛想が服着て歩いてるような。
こういうヤツってめんどくさいわよ多分。

「この犬、なんて名前? えっ、ドゥーディ? “うんち”か。いい名前だ。」
へ?? アタシ、うんちって呼ばれてたの?
このボケ飼い主・・・

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ブランドンはドーンを誘って車で遠出。
オハイオに行くんだって。 何しに行くのかしら?

一軒の家に到着し、ドーンを車に残してブランドンはその家の玄関先で年配の女性としゃべっていた。
誰かしら? 母親?
少しして車に戻ってきたブランドンはめっちゃ機嫌が悪そうで、急いで車を出した。
あれは母親に違いないわね。
まあ、いろいろあるんでしょうよ。

やがてオハイオのある家に到着。
ブランドンの弟さんとその奥さんが暮らしてるの。
どちらもダウン症を患ってるんだけど、幸せそうな御夫婦よ。
ブランドンはお父さんが亡くなったことを弟さんに告げてたわ。
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よく分かんないけど、人間って孤独なのね。
たくさんの家族がいても自分の居場所がない思いをすることもある。
お父さんは亡くなり、お母さんからも拒絶され、自分をさぞ頼ってるのではないかと思った弟は幸せな家庭を築いてる。
住むところはあっても魂の落ち着く場所がないブランドンはヤクに溺れてる。

旅の途中でヒッチハイクをしてたマリアッチの家族の父親は、「アメリカでは、人は孤独だ。」と言ってたわね。
アメリカ人だけって訳じゃないけれど、弱いのに寂しいのに、そういう人に限って強い自分を装うのよ。
希望が全く見えなくても、希望はあるんだと言い聞かせて人は生きてるの。
ブランドンの旅はハッピーエンドじゃなかったけど、人のハッピーエンドはそれぞれ違うわ。

ドーンはブランドンの弟夫婦にアタシを譲ることにした。
自分自身のハッピーエンドを探すために。


【インターミッション】
640 a
ホーッホッホッホ。
この映画、なんとインターミッションがあるってビックリしたでしょ。
たかだか88分の上映時間よ。
これもトッド・ソロンズのお遊びね。 っていうか、ただのイチビリよね。
640 b
バックの風景が変わるスクリーンの左から右へとアタシが歩くところを、エリック・ウィリアム・モリスが歌うオリジナル曲「ウインナードッグのバラード」が流れるのよ。

♪ ウインナードッグ  ウインナードッグ♪
♪ 彼女は旅の犬   休憩場所を探す ♪
640 c
ロビーにて軽食を販売いたしております。
トイレも今のうちに・・・な~んて、本当に行っちゃダメよ。
これ、シャレなんだから。 
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本編に戻りま~す。
 

【エピソード・わん×3】
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次にアタシが世話になったのはデイブ・シュメルツ(ダニー・デヴィート)という男。
映画学校の講師なの。
講師をするからには、さぞ有名な映画人かなと思うでしょ?
一応は脚本家なの。
でもね、19年も前にクソしょうもないB級映画の脚本書いてクレジットされただけ。

なんで講師をしてるかっつうと、学校の女性理事が友人だから。 つまりコネ。
このおじさん、その理事に気があるんだけどね。

シュメルツさんが信条としている脚本を書くための秘訣みたいなものがあるの。
『もしも・・・どうする』
つまりね。 もしも○○が××だったらどうする?っていうふうなシチュエーションを考えるだけで物語が生まれるんだって。
そういうもんかしらね。
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エージェントに新作の脚本書いて送ってもナシのつぶて。
あいにくだけどシュメルツさん。 あなたってさあ、才能ないのよ、きっと。
そこんとこ自分でも分かってるでしょ? 認めたくない気持ちは分かるわ。
そのうちチャンスがつかめるはずだって。 ムリね。
人生はね、時にはあきらめも肝心よ。

生徒からもボロクソに言われてるの知ってるでしょ。
「あいつの授業は無駄だ。」って。
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学校の卒業生で、今は新進気鋭の映画監督として売り出し中の男が特別授業に招かれてたわね。
理事から、「良い脚本を書く極意みたいなものがあれば教えてやって」と話を振られたヤッコサンはヘラヘラしながら答えてた。
「授業なんか聞くな。 特にあいつのは。 まだシュメルツは教えてるのか?」
随分と言ってくれてたわよねえ。 教室は大爆笑だったけど。
傷ついたわよね。 まあ気にしなさんなって。

それはそうと、何の買い物してんの、あなた?
爆弾でも作る気?
やっぱり気にしてんの? 怒ってんの?
まっさかあ、本気で爆弾なんか作らないわよね。 ホホホホ。

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作っちゃったわね。
しかもアタシの体に巻きつける? 「スピード」のサンドラ・ブロックみたいになっちゃってるじゃないの。 勘弁してよ、まったく。
また丁度いい胴長ですから、爆弾犬ルックスが妙にキマってるわね。
そして今、アタシは映画学校のロビーで放置。 背中でタイマーがカチカチうるさいわ~。

爆弾処理班が来ましたよ。 どうすんのかしら?
ちゃんとできんの? たのむわよ、そーっと、そーっとよ。
ドカーン!ってビックリした? ビックリしたでしょ、キャキャキャ。・・・って、人間の言葉しゃべれたら、ちょっとイチビってやるんだけどなあ。
なんて呑気なこと言ってられないのよね。

ホントにあのオッサンも、バカたれよ。
早々に捜査の手が回って、やってきた警官に「あんたがシュメルツさんかね?」と聞かれたあなたの返しはナイスだったわ。
「もしも、そうならどうする?」
でもね。 人生の脚本の書き方もB級よ、あなたは。



【エピソード・わん×4】
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爆弾オヤジがムショ行きになったし、今度はちゃんとした飼い主に飼われたいなあと思ってたんだけどね。
これまた偏屈な婆さんよ。 名前はナナ(エレン・バースティン)。
目が不自由なんだけどね。 住み込みの黒人のヘルパーさんと二人暮らしなの。

なんつうか、とんがった婆さんなのね。
どうせ老い先短いんだからと開き直ってるのか、いちいち言うことが邪険なの。
なんで、そんなにツンツンしてんのかしら。

アタシには「キャンサー(癌)」って名前が与えられた。
どいつもこいつも、犬の名前ぐらい普通につけられんのかいな。
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ナナ婆さんのもとに、孫娘のゾーイ(ゾーシャ・マメット)がやってきたわ。
なんだかアブナそうな野郎も一緒よ。 なにコイツ?キモいわ~。
カレシ? 人の好みって色々あるもんねえ。
アーティスト? ヤクの売人じゃなくて?
名前が『ファンタジー』ですって? いちいち驚かされるヤツね。

インスタレーションって、空間デザインみたいなやつよね。
あれってお金かかるんでしょ?
グッゲンハイム美術館の審査に落ちたと悔しがり、ダミアン・ハーストがナンボのもんじゃいとブーたれるファンタジー。
その前に服のセンスなんとかしなさいよ。
第一、ダミアン・ハーストの方はアンタなんか鼻くそとも思ってないわよ。

滅多に来ない孫がジジババの家に顔を見せにくる理由は一つしかないわ。
金の無心ね。 カレシのアートを応援したいってか。 
5~6千ドル? アホじゃないの? 二人でバイトとかすりゃあいいじゃない。
「本当はいくらだい?」
お祖母ちゃん、甘やかさない方がいいって。
1万ドルぅ? アホ孫なんか叩き出しなさい、お祖母ちゃん。
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なんとナナ婆さんは金額を書き込んでいない小切手を孫娘に渡したわ。 金額は好きに書けと。
バタバタッとやってきた孫娘は、小切手をもらったら、来た時と同じようにバタバタッと帰っていった。
婆さんとしては、厄介払いだったのか、この期に及んで孫に嫌われたくなかったのかは分からない。

裏庭に出て、自分を慰めるナナ婆さんの前に、少女の姿をした未来の自分が現れたわ。
人生の分かれ道で捨てた、あなたの知らないたくさんの自分が現れる白昼夢を婆さんは見てたの。
思えばたくさんの「かもしれない自分」を捨てたのね。
「芸術の勉強を続けたあなた」 「心から愛した人と結婚したあなた」 「自分のことを愛したあなた」 「娘を愛したあなた」・・・・・・
もし、“こうしていたら?”という過ぎ去った時間は後悔の影を引くだけ。
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これだけは言えるわ。 過去について思い悩むのが人生の歩き方じゃないわ。
あなたに残された少ない時間を大切にして。
黄昏時を愛おしく迎え、美しく過ごせるように、これからのあなたを愛してね。


さあ、そろそろアタシもこの飼い主の元を離れる時が来たわ。
そう。 アタシは旅の犬。 休憩場所を探すダックスフント。

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ホーホッホッホ。
どうだったかしら、アタシの映画。
最後はちょっとビックリしたでしょ? っていうか引いたわよね。 この監督の底意地の悪さには。
アタシもまさかあんな運命を辿るとは思ってなかったわ。
道路を渡る時はちゃんと左右を確認すること。 チビッコたち、分かったわね。

でもね、あのシーンこそ、「死」というものを特別に見ていない意思があるのよ。
よく、「どうせ死ぬんだったら生きている意味ねーじゃん」っていうタワケ者がいるでしょ。
違うのよ。 死ぬことに意味なんかないの。 どうせ訪れることよ。
「死」がそれまでの人生すべてをぶち壊してしまうという怖れを持つことなどナンセンスなの。
生きているということは、必ずや意味のある素晴しいものなのよ。

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この映画を観ていて気がついたかしら?
4つの物語の主人公は『ガキ』→『若造』→『オッサン』→『ババア』という順になってるわ。
そういうこと。 人ひとり分の幼少から老年までの構図なのよ。
4つの物語を通して、年代を重ねるたびに痛感する皮肉がここにあるの。

映画の途中で挿入されるインターミッションは青年期と中年期の間に挟まれるでしょ?
つまり、人生の中で一番脂がのる壮年期にほとんどの人はヘタに回り道したり、休憩したりして無駄に過ごしてしまいがちなことを指しているのよ。

死は現実に身近にあるものと、あの歳で少年は知る。
人は誰でも孤独なものだと、若者は知る。
いい歳して、身の程を知る中年オヤジがいる。
今さらながらに人生の選択を悔いる老婆がいる。

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人生の皮肉を謳った、これぞトッド・ソロンズのアンチ理想主義ね。
人生は甘いもんじゃない。 辛いことの方が多い。
それでもこの映画は、登場人物の悪あがきや見苦しさを見つめながら、そんな人生さえも大らかに肯定してくれてるの。
なんだかんだで優しい人だと思うわ、トッド・ソロンズって。

だけど・・・
ダミアン・ハーストをバカにしてたファンタジーが、「虎の威を借る」ならぬ「犬の威を借る」いや「衣を借る」というダミアン・ハーストのマネでサクセスをつかむオチがあるなんて・・・・
「死」にも意味があるとまで言い切りたいのかしら。 こんな毒ある形で。
やっぱりトッド・ソロンズはちょっと病んでるのかしら。

ちなみに本作品の撮影において、動物には一切危害は加えられておりませんわ。
それだけは言っておきたくてね。 ホーホッホッホ。
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「賢人のお言葉」
 
「人間を知れば知るほど、私は犬をたたえるようになる。」
 ロラン夫人
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