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他にもこれ観ました  ~11月編(上)
2014年11月14日

 11月になりまして、「NO MORE 映画泥棒」にも新キャラが加わりました。
ポップコーン男とジュース男。
ユルいにもほどがある。 完全にショッカーのノリですね。
カメラ男のダンスが、さらにキレッキレ!
でもね。 これまで映画を盗撮してる奴なんか一度も見たことがないんですけどね。
気づかないだけかな?

そんなことよりも、11月は大変だ。
「これ観たい!」という映画が多すぎる。
仕事がアホほど忙しい時期だというのにだ。
がんばるしかねえべ。

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「FRANK -フランク-」

人前では絶対に素顔を見せず、マスクをかぶり続ける不思議な男フランク。
アメリカのカンザス州出身だということと、精神科にしょっちゅう入院してること以外は誰もハッキリとした素性を知らない。
アバンギャルドなインディーバンド「ソロンフォルブス」のフロントマンであるフランクと出会ったミュージシャン志望の青年ジョン。
ひょんなことからバンドのメンバーに加わることになったジョンは、アイルランドの湖畔の小屋でのレコーディングに帯同することになる。
フランクをはじめ、バンドのメンバーはひと癖ふた癖というよりも、どこかしら心に問題を抱えてる人ばかりだった。
彼等の奏でるエキセントリックなオルタナティヴ・ミュージックと、クリエイティヴなフランクに魅せられたジョンは、バンドの動画をネットにアップしたことから、世界最大の音楽コンベンションから声がかかる。
バンドを有名にしたいジョンと、大勢の人の前に出ることを頑なに拒むメンバーと亀裂が走る。
そして、情緒不安定になったフランクが暴走し・・・・・
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表装はコメディだけど、意外にもシリアス。
フランクたちは、バンド活動をしているにも拘わらず、みんな自分の殻にこもっており、内なる叫びを吐き出したいがために音楽の創作に打ち込んでる印象が伺える。
心に問題を抱え、社会と適合できなくなっても、なお自分でいられる、「音楽」という居場所。
ジョンはバンドを有名にしたかったけど、勇気を出して新しいステップを踏み出すのか、自分でいられる今の場所に留まるのか。
もちろん顔には出ないが、葛藤にあえぎながらフランクはマスクの下で苦悶の表情で悩んでいたのかもしれない。
ラストで滔々と「♪ I Love You Oll~」と唄い続ける素顔のフランクが清々しい。
         

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「ヘラクレス」

ドウェイン・ジョンソン主演のアクション映画と聞くと、B級っぽい映画だろうなと思ってしまうのは、アッシのよくない偏見でやんすね。
ギリシャ神話のヘラクレスの話をまんまやるのかと思ってたら「えっ、ちがうの?」

ここに出てくる主人公のヘラクレスはもちろん神の子なんでしょうが、伝説として語り継がれている、神から課せられた「十二の難業」も、ヘラクレス一人でやったのではなく、彼に仕えてる仲間の傭兵たちと共同で成し得たもの。
仲間の一人がまことしやかに英雄伝説を広めて、敵をビビらせると同時に、戦争に巻き込まれてる国に金で雇ってもらうための宣伝に利用。
ヘラクレス自身も「俺、こんなことしてていいのかな・・・。」と葛藤しているというキャラになっております。
ややこしいなあ。
でも、メッチャ強いのは事実。
そんな彼が、内戦状態のある王国に手を貸したことから、陰謀に巻き込まれて一大バトルに発展というストーリー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人々から慕われるも暗い過去を引きずるマッチョなヒーロー。
頼まれて、良かれと思ってやったことが実は悪事の加担をさせられていて罠にはまるも大逆襲に転ずる。
仲間割れをして離脱した一人がオイシイ場面で助けに現れる。・・・・・
・・・・・昔からいくつもあったような往年のアクション映画の王道パターンをなぞった展開ですが、たぶんこれは狙いなんでしょうな。
思っていたより、面白かったなあ。
小汚いヤローだらけの中に混じってるから余計に感じるのか、弓の達人の女戦士アタランテを演じたノルウェーの女優さん、イングリッド・ボルゾ・ベルタルの肉感的存在感が良かったですね。
        

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「ドラキュラ ZERO」

新しいZEROカロリー食品みたいなタイトルです。
吸血鬼ドラキュラのモデルとしてよく語られるワラキア公ヴラド三世にまつわる史実をベースにし、ドラキュラ誕生起源の新説を描いた、アクション色の濃い大作です。
ヴラドを演じるのは、「推理作家ポー 最期の5日間」のルーク・エヴァンス。

トランシルヴァニアの君主ヴラドは、オスマン帝国の侵略から国を守るために、魔物の力を借りることを決意。
以前、山の洞窟に部下と共に迷い込んだヴラドは、魔物が部下たちを瞬殺した時のことを覚えていた。
魔物の元に出かけたヴラドは魔物の血を飲んで、強大な闇の力を持った吸血鬼と化す。
迫りくるオスマン帝国の軍勢と“ドラキュラ”ブラドが激突する。
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ヴラド公の史実とドラキュラ伝説のフィクションをうまく絡めて、なおかつアクション・エンタテインメントに仕立てた構成。
妻子を守るために、あえて怪物と化す男の辛苦もそれなりに描かれてはいるけど、そこらへんが最後まで中途半端。
人間の血を吸うまでは完全な魔物にはならないんだけど、吸ってもけっこういい人でしたね。
“串刺し公”と呼ばれ、無数の(2万人という説あり)オスマンの兵士を槍で串刺しにして森の木のように並べた逸話があり、映画でもそのシーンが出てきますけど、あのヴィジュアルは一瞬だけとはいえ凄かったですね。
        

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「マダム・マロリーと魔法のスパイス」

南フランスを舞台に、フランス料理店と、その向かいにオープンしたインド料理店との交流を描いたラッセ・ハルストレム監督の最新作。
インドのムンバイで料理店を営んでいたカダム家。
政治がらみの暴動が起きて火をつけられた店は焼失。 夫人も亡くなってしまう。
家族はヨーロッパに渡り、辿りついたフランスの田舎町で店を開き、再起を図ろうとする。
ところが。
オープンしたインド料理店の道を挟んだ30メートル向かいには、ミシュランの一つ星を得ている伝統的なフランス料理店があった。
そこの主人は、夫の死後、店を守ってきた厳格なミセス・マロリー(ヘレン・ミレン)。
陽気な民族音楽を大音量でかけ、スパイス臭を漂わせるインド料理店の出現に我慢ならないマダム・マロリーは、あの手この手で店を妨害。
ガンコ親父も意地になってやり返す。
対立はどんどんエスカレートする中、カダム家の次男ハッサン(マニッシュ・ダヤル)は、天才的な料理の才能を持っており、フランス料理の勉強もしたいと望んでいたが、両店がこんな調子では心もふさぐ。
だが、ある事件をきっかけにガンコ親父とマダム・マロリーとの溝が埋まろうとしていく。
そしてマダム・マロリーの心を震わせたハッサンの情熱が奇跡を起こす。
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異国料理の対立という、田舎町のちっちゃなカルチャー戦争をコミカルに描きながら、おもてなしの精神を孕んでいる料理の本質になぞらえた人物たちの心の熟成が、アットホームな感動へと持って行きます。
観てるうちに途中からだいたいの展開の察しはついてしまいますが、それでもテンポの良さが心地良いしグイグイ惹き込まれる映画です。
ヘレン・ミレンが主役って訳ではなく、むしろインド人家族の料理人の次男ハッサンの成長がメインでしょうか。
彼の作るオムレツをぜひ食べてみたいもんです。
ひとつ言うなら、この邦題のタイトルはひどいと思いますが。
        

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「美女と野獣」

91年のディズニー・アニメの印象が強いですが、それとは多少毛色の異なる実写映画。
原作は1740年にヴィルヌーヴ夫人が書いたものを1756年にボーモン夫人が短縮版として発表した童話が現在でも広く知られています。
これを詩人のジャン・コクトーが実写で映画化したのが1948年で、これが「美女と野獣」の最初の映画。
では今回はコクトー版のリメイクかというとそうでもないそうです。
そもそも、原作もコクトー版も、「なぜ王子は野獣に姿を変えられてしまったのか?」ということについてはハッキリとした描写をしておらず、王子に一晩の宿を断られた老婆(魔女)が腹いせに呪いをかけたという理由もディズニーのオリジナル・アイデア。
そんなわけで、「サイレントヒル」のクリストフ・ガンズ監督が映画化した今回の「美女と野獣」はその理由をはじめ、ベルの家族についての描写も細かくなっています。

ディズニー・アニメ版は良かったですし、どうしてもそっち基準で観てしまいますよね。
あのようなロマンティックなムードはほとんど薄くなってますし、感動系のストーリーではないです。
その分、CG技術にモノを言わせたヴィジュアルのゴージャス度が凄いです。
洋風「大魔神」みたいなのも出てきますし。
野獣はね・・・・、アッシの世代感覚からすると、「怪傑ライオン丸」に見えて仕方がなかったです。 「忍法獅子変化!」でございますね。
これはどうなんでしょう?
ディズニー・アニメ版はおろか、「美女と野獣」自体初めてという人なら面白いんじゃないかと。
        

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「100歳の華麗なる冒険」

スウェーデン映画です。
本国でバカ売れしている小説「窓から逃げた100歳老人」(著:ヨナス・ヨナソン)を映画化したコメディー。
主人公は100歳の誕生日を迎えた日に、老人ホームから逃げた男アラン・カールソン(ロバート・グスタフソン)。
ぶらっと寄った駅でギャングの青年が持ってた大きなスーツケースを、犯罪がらみの大金が入ってるとは知らずに"預かりパクリ"してしまったアラン。
廃駅で暮らしてる70歳の男ユーリウスと知り合い、スーツケースに入ってた大金と共に、気弱な青年ペニーの車に乗り込んで旅に出ます。
行方不明のアランを追って警察が動き、お金を追ってギャングが血眼になる。
警察とギャングから追われるアランのドタバタ道中と共に並行して描かれるのは、アランが産まれた時から「人を絶叫させてきた」それまでの人生。
いくつもの国を渡り歩き、歴史の激動に関わってきた嘘のような人生です。

子供の頃から爆弾作りが趣味。
スペイン、アメリカ、ソ連の国々でフランコ将軍、オッペンハイマー、トルーマン、スターリン、アインシュタイン・・・の弟や、ゴルバチョフ、レーガンと交流し、何の他意もないアランの一言や天然な行動で歴史が動いていきます。
驚くべき人生を背負ってきた(本人は自覚なし)、とんでもないジイサンだったのです。
現代のパートでも、ギャングに追われながらも、あれよあれよという間にピンチがいつの間にやら好転していく摩訶不思議。
「アレコレ考えたって無駄さ。 人生はなるようにしかならんよ。」という基本の考えが奇跡の人生を生む。
いやあ、これはめっちゃ面白い映画でした。
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