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パリより愛をこめて
2010年05月25日

パリを舞台に対照的な二人のCIA捜査官が活躍するノンストップ・アクション。

ジョナサン・リース・マイヤーズ扮する若きアメリカ大使館職員リース君には裏の顔がある。
CIA捜査官の“見習い”である。 このことは上司の大使も恋人も知らない。
かっこいい知的なCIAエージェントになることを夢見る見習い修行中のリース君には時折、実地試験が課せられる。
ターゲットの車のナンバープレートをこっそり付け替えたり(なんじゃそりゃ)、ある要人の執務室に盗聴器を仕掛けたり(ガムでくっつかず結局ホッチキスで留める)など、「がんばれリース君・奮闘記」が微笑ましく描かれる前半。

そしてアメリカからやってきたのがジョン・トラボルタ扮するチャーリー・ワックスというCIA捜査官。
スキンヘッドにピアスとヒゲの悪人面。チョイ悪オヤジよろしくバイカー・スタイルで口を開けば差別用語を連発しまくるという、絵に描いたようなヤカラ。
口より先に銃を抜く、手のつけられん暴レンジャーだが、それも幾多の修羅場をくぐってきた経験と信念があってのこと。 怪しい人物を瞬時にプロファイリングし、状況判断も野生動物なみ。

この肉食恐竜ワックスとコンビを組むことになった草食リース君。
彼のムチャクチャなやりかたに振り回されながらもテロ組織の陰謀に近づいていくが、同時にリース君はCIAの世界がテレビや映画のようなスマートなものではなく、血生臭い殺るか殺られるかの世界だと痛感し、真の“職人”へと成長していくのだ。

さすがは「96時間」のピエール・モレル監督。
強引なものも含めてのコミカルな味付けと、心地いいビートを刻むハイテンポ、ハイテンションは言うなれば「ブレない王道娯楽」。
退治された悪人どもが、らせん階段の上からドサドサ落ちてくるシーンがCOOLだねえ。
ロケットランチャーかついでアウディにハコ乗りするトラボルタのヤバさには危うく漏らしそうになったわいのう。

タランティーノばりにチョコチョコ映画ネタが放り込まれる隠し味あり。 「ベスト・キッド」とか「スター・トレック」とかね。
タイトルもそうだけど、“愛をこめて”の意味が描かれるシーンは「シュリ」を思わせる。
ワックスの好物「ロイヤル・バーガー」はトラボルタのセルフパロっつうか「パルプ・フィクション」のネタですな。
車の中でビンセント・ベガ(トラボルタ)がジュールス(サミュエル・L・兄貴)にフランスのマックについてのトリビアを語る、個人的にも好きなシーンをつい思い出し、帰ってさっそくホコリのかぶった「パルプ・フィクション」のDVDを引っぱりだして観たワタシでした。

では「賢人のお言葉」をどうぞ。

 「人生とは、すこぶる単純なものである。あらゆる人間をかみ殺すか、自分が泥に横たわるか、そのいずれかである。」     ゴーリキー

 
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