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ドリームハウス & ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館
2012年12月16日

 いらっしゃいませぇ~
「いわくつき不動産」へ、ようこそおいで下さいまして、誠にありがとうございます。
本日はどういった物件をお探しでございましょうか?
一戸建てでございますか。 
中古で・・・、郊外の・・・、100坪あたり・・・ なるほど。
それから?・・・いわくつき?
お客様。 当方はそういうのが専門ですから、お任せ下さい。
丁度お手頃な物件が2件ございますので御紹介させていただきます。
 

sub5_large.jpg  
まずはこちら。
どうですか。 いいでしょう。


【立地】
☆ニューヨークの郊外。
【特典】
☆近所のガキたちが夜中に地下室に忍び込んで変な儀式をする。
☆周辺を怪しいオッサンがうろつく。 時に家の中をのぞく。
☆“ある日”になると誰かが玄関に花を置いてくれる。
☆お向いさんは心配症の美人妻。
☆何があっても非協力的な地元警察。
☆もちろん、「あれ」も出ます。
【因縁】
☆5年前に一家惨殺事件あり。 容疑者の父親は精神を病んで施設に入所中。

T0011151p.jpg       
 「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」、「マイ・ブラザー」のジム・シェリダン監督によるサイコスリラー。

 ダニエル・クレイグ扮する主人公ウィル・エイテンテン
脱サラして作家になることを決意し、NY郊外にマイホームを買ったばかり。
奥さんのリビー(レイチェル・ワイズ)と、二人の娘がいる。

 しかし、奇妙な出来事が続く。
怯える妻と子。 この家の秘密とは?
5年前に起こった惨劇の詳細を調べたウィルは驚くべき真実を知る。

343472_010.jpg 

 よくある幽霊屋敷モノかと思うなかれ。
ダニエル・クレイグにレイチェル・ワイズ、さらにはナオミ・ワッツ、イライアス・コティーズなど、けっこうなメンツが揃ってるからには、安直なホラーではありません。

 「ああ、あの映画のパターンですね。」と、思いつく映画名をあげると、モロにネタバレしますので控えましょう。
観終わった後、もう1回最初から観たくなりますね。

 設定が少々強引な感がなきにしもあらずですが、ラストはちょっと意外に感動。

343472_005.jpg 
「歴代のジェームズ・ボンド役で君が一番好きなのは誰だい?」
「うーん、やっぱり、ショーン・コネリーよね。鉄板よね。」
「その次は?」
「ピアース・ブロスナンか、ロジャー・ムーアか、甲乙つけがたいわね。」
「他にもいるだろ?」
「ティモシー・ダルトンもシブいわね。 ジョージ・レーゼンビーも1作だけだったのが惜しいぐらい良かったわ。」
「あと一人忘れていないかい?」
「誰か、いたかしら? ああっ!パロディ映画のデヴィッド・二ーヴンを忘れてたわ!」
「・・・・・、しばらく一人にしてくれないか。」
「どうしたの、あなた? えっ、泣いてるの!?」
「泣いてないよ。」
「泣いてるじゃない。 めっちゃ泣いてるじゃない。」
「泣いてないってば!」

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

お客様。 それではもうひとつの物件を御紹介しましょう。
無題 
【イールマーシュの館】
いかがです? いかにも「出そう」な家でしょう?

【立地】
☆英国、クライシン・ギフォードはずれの「うなぎ沼」の中にポツンとある小島に建つ。
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【特典】
☆コンビニも公共施設もナシ。 一本しかない繋道は満潮になると水没するので隠遁暮らしに最適。
☆部屋という部屋に人形がたくさん。
☆ロッキングチェアがひとりでに動くアトラクションあり。
☆沼の中に子供の亡骸が埋まっている。
☆黒服のおばちゃんが「出ます」。 でも見ちゃダメ。
【因縁】
☆前世帯主アリス・ドラブロウ夫人の養子ナサニエル君が事故死。
☆夫人の妹で、ナサニエル君の実母であるジェネット・ハンフリーが自殺している。

T0011750p1.jpg      
 ダニエル・ラドクリフ主演の本格王道ホラー。

 ドラキュラやフランケンシュタインなどで、60~70年代のホラー映画の老舗として名を馳せた「ハマー・フィルム・プロダクション」。
一時期活動を停止していましたが、2010年、「ぼくのエリ 200歳の少女」のリメイク「モールス」の製作で再始動。
新生「ハマー」のプロデュース最新作である本作は、スーザン・ヒル原作のベストセラー小説の映画化。

 ダニエル・ラドクリフ扮する弁護士のアーサー・キップス
4年前に、幼い息子を残して妻は他界。
そのショックを未だに引きずる彼は、まともに仕事もできずに貧乏一直線。
sub_b_large.jpg 
 事務所から、これが最後のチャンスと依頼された仕事は、先月他界したドラブロウ夫人の「イールマーシュの館」に出向いて遺産整理のために必要な書類を総チェックすること。
息子をロンドンに残し、館に向かったアーサーに待ち受ける恐ろしい出来事。

 近隣の町で子供が相次いで不可解な死を遂げる。
やがてアーサーの前に姿を現した“黒衣の女”の亡霊。
呪いの連鎖がアーサーを底なしの恐怖に引きずり込んでいく。
無題 
 最近のホラーは突然の物音とか、急に何かが出てくる演出を多用して、「こわい」とは違う、単純にビックリさせてるだけの的外れなシロモノが多いので、この映画も「どうせ・・・」と思いながら観ていたのでありました。
 ところが・・・・・

 な、なんやのこれ・・・。
こわいやん。 めっちゃ、こわいやん!

 前半は確かにコケオドシ的なシーンはありますねん。(声ぐらい掛けんかい、オッサン!)
でも話が進むにつれ、「昔のホラーはこうでしたよ」みたいなオーソドックスだけれど、ジワジワとくる演出が顔を出します。
時として、主観映像に切り替わったりするのですが、そのタイミングがいいですね。

 「ハマー」の代名詞でもあるゴシック調の映像ワールド全開です。
「いかにもな館」、「霧」、「寒々しさ」、「ひなびた感」、「暗闇と月明かりのバランス」・・・・・
「微妙に長い廊下」や、「やたらと多い部屋数」など、屋敷の構造もきちっと恐怖に活かしております。
ダニエル君もがんばってたのぉ。

 「呪怨」系のトバッチリ災難でありながら、ラストは「ああ、結果的には良かったのか?」みたいな・・・。
でも、あんなに必死のパッチになっておきながら、最後の最後で子供から目を離すとはなぁっ!

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

お客様。 いかがでしたでしょうか?
お気に入りになられた物件はございましたでしょうか?
つかぬことをお伺いしますが、お客様、本日は御葬儀か何かのお帰りでございますか?
それとも黒いお召し物がお好きで?

black.jpg 


「賢人のお言葉」
 
「我々は霊的な経験をしている人間ではない。 人間的な経験をしている霊なのである。」
ピエール・テイヤール・ド・シャルダン
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